登山の魅力がわからないあなたへ。辛いだけじゃない!!登山の楽しみ方を紹介

最近、アウトドアがブームになってきてアウトドアショップもどんどん増えていますね!

その中で登山を趣味にする人も増えてきているようです。

でも、「登って降りて疲れるだけなのに、登山の何が楽しいんだろう…?全く登山魅力わからない!」なんて人も多いのではないでしょうか?

実は、筆者もその一人でした…!

この記事では、登山にネガティブな印象を持っている人に向けて、8つの登山の楽しみ方をご紹介します。

登山に全く魅力を感じていなかった筆者自身が見つけた登山の楽しみ方です。

登って景色を見るだけが登山と考えていた方にとっては、ちょっと驚くような楽しみ方もあるかもしれません!

ぜひ最後までご覧ください。

【登山の魅力がわからない!?】登山の楽しみ8つ

登山といえば山頂を目指して登って、景色を楽しむというが一般的なイメージだと思います。

ですが、登山はたくさんの楽しみ方があります。

山頂をめざして景色を堪能するだけではない。

ただただ登るのが辛いだけではない。

8つの登山の楽しみ方をご紹介していきます!

  • 場所・季節・標高で変わる山の表情
  • かわいい野生動物をウォッチング
  • 何倍も美味しく感じる外ごはん
  • ハイクで無心になる時間
  • 春限定山菜採り
  • バックカントリースキー・スノーボード
  • 川や滝・氷壁・岩を登る|沢登り・クライミング
  • 普段は接点がない人との出会い

1つずつ魅力を伝えていくよ〜!

場所・季節・標高で変化する山

山は、季節・場所・標高によって全く違う顔をみせてくれます。

特に森林限界を超えた景色は、普段の生活では絶対に見ることができない景色が広がります。

森林限界をこえた先の景色

筆者が初めて登山で森林限界をこえたとき、まるで別世界に来たかのような感覚になったのを今でも覚えています。

普段生活している場所と同じ地球なんだと考えると、言葉にできないくらいの大きな感動がありました。

そして、木が成長できないくらいの過酷な環境でも懸命にきれいな花を咲かせる高山植物も魅力的です。

森林限界
森林限界とは、背の高い木々が生育できない境界線のこと。
背の高い木が育たないので、森が形成できない。代わりに背が低い植物が、地にはうように広がる。

そこでしか見られない高山植物

高山植物は強い風が吹き、寒さが過酷な環境でも力強く育ちます。

過酷な環境の中に咲く小さな花は、普段見慣れている植物とは違った魅力があります。

そこの山にしかない固有種も存在するので、高山植物を登山の目的とするのも楽しいですね!

高山植物って開花時期が短いって聞いたことがある!

見れる時期が限られているっていうのも魅力的だね!

簡単には見ることができない景色だからこそ、感動がより深くなるよね。

高山植物が見られるおすすめの山はこちらの記事をご覧ください。

▼初心者でも登りやすい日本の3000m以上の山

かわいい野生動物をウォッチング

ひょっこり現れるかわいい野生動物を探しながら歩くのも登山の楽しみ方の一つです。

筆者も北海道の山でエゾリスやクマゲラ、ナキウサギを見かけたことがあります。

不意にかわいい動物に出会えると、自然とテンションが上がってしまうものです!

日本アルプスで出会える動物

・ホンドオコジョ

・ニホンリス

・ニホンサル

・ホンドテン など

動物園でも見られない動物が見れるかもしれないなんてわくわくしちゃう!

山にはかわいい動物以外にも熊やイノシシなど、出会いたくない動物もいます。

ですが、熊よけの鈴をつけて登山するなど対策もできるので極端に怖がる必要はありません。

適切な準備をして楽しむことが大切です。

何倍も美味しく感じる外ごはん

「空腹は最高の調味料」なんて言葉をきいたことはありませんか?

登山では空腹という最高の調味料の他にも、ハイクの疲労感やきれいな景色も加わります。

するとなぜだか…普通のカップ麺でも特別美味しく感じてしまうのです!

山の中でカフェタイム

筆者は「山の中でおやつをたべること」を目的に登山をすることがあります。

開放的な外で食べることや、友達と過ごす時間が好きなので、自然の中でゆっくりと過ごせることを大切にします。

そのため山頂に行くことにこだわりません。

それでも一日の最後には心が満たされた気持ちになって「楽しかった!」と幸せな気分になれます。

山頂を目指さない登山もアリなんだね!

そんな楽しみ方もあるんだね!まさに登山は自由だ!

山でちょっと手の込んだ料理も!

カップ麺よりもさらに手の込んだものも、意外と簡単に作ることができちゃいます!

ですが、山は家とは違って使う道具や食品の選び方に工夫が必要です。

登山で食べる外ごはんに少しでも魅力を感じた方にはこちらの記事が参考になります。

▼登山でパスタ料理|ゆで汁の活用が鍵

▼登山に便利なフライパン|サイズと表面加工

ハイクで無心になれる

山は普段の生活とは違い、雑音がなく風で揺れる葉の音や鳥のさえずりが聞こえる落ち着く環境です。

そんな静かな山では、ただひたすら「登ることだけ」に集中できます。

普段から多くのことを同時にこなしている私たちにとって、1つのことだけに集中できる環境はとても貴重です。

登るのに一生懸命で、いろいろ考えないで済むから脳を休めるのにいい機会になりそうだね!

それに森林の自然環境にはストレス軽減効果もあるんだ!

森林浴で癒される心

森林浴は生理的リラックス効果があることが研究で明らかになっています。

これは森林セラピーといって、予防医学の視点からも注目されている方法です。

都会で疲れた心を癒やしに登山するというのも登山の楽しみ方の一つですね。

森林セラピー
森林セラピーは、科学的な証拠に裏付けされた森林浴のことです。
森を楽しみながらこころと身体の健康維持・増進、病気の予防を行うことを目指します。

引用
特定非営利法人森林セラピーソサエティ

参考文献
森林セラピーの生理的リラックス効果

春限定の山菜採り

春の登山では山菜を探しがら歩くと、より楽しい山歩きになります。

雪解けの3月頃からフキノトウやワラビ、タラの芽などが顔を出し始めます。

登山道から山菜を見つけることができたらとってもラッキーですね!

登山で見つけられる山菜

・ゼンマイ

・ワラビ

・フキ

・フキノウ など

山菜がとれるなんて!
魅力的〜!

山菜採りメインで山登りしてみるのも面白そうだな〜!

ただし、山菜採りに夢中になって道に迷わないように注意が必要だよ!
遭難しないように気をつけて楽しもうね!

山菜とりについてもっと詳しく知りたい場合は、こちらの動画が参考になります。

▼山菜ロード!ただ林道を歩いただけで爆採りできる激うま山菜たち

バックカントリースキー・スノーボードができる

雪山登山では、美しい銀世界を堪能しつつスキーやスノーボードもセットで楽しめるのが魅力的です。

雪山登山の魅力

まずは雪山のハイクで美しい銀世界を楽しみます。

スノーシュー(かんじき)をつけて雪面を歩く感覚は、日常では味わえない感覚でとても新鮮です。

標高1,000を超えたあたりから景色が一変し、太陽の光に反射する樹氷が美しくまさに絶景です。

動物の足跡も雪面にくっきり残っていることがあるんだ。
うさぎかな?鹿かな?と動物を想像しながら登っていくのも楽しいよ!

自然の地形をすべる魅力

下山では、スキーやスノーボードを楽しみます。

誰も滑っていない場所をパウダースノーをまきあげてすべるというのはスキー場ではできません。

山の自然な傾斜やコブ、木の間を滑りおりるツリーランは、ゲレンデにはないスリルを味わえます!

普通のウィンタースポーツに飽きてきた人にとってもバックカントリースキーは魅力的だね!

スキーやスノーボードができなくても、ソリ滑りで下山しているひともいるみたい!

雪崩や遭難に備えてきちんと準備をすれば、最大限に山を楽しむことができるね。

川や滝・氷壁・岩を登る|沢登り・クライミング

登山道を登るだけが登山ではありません。クライミングも登山の一部です。

クライミング

・川や滝をのぼる「沢登り」

・岩壁をのぼる「ロッククライミング」

・氷壁をのぼる「アイスクライミング」

 など

クライミングは、日常では絶対に味わえないハラハラ・ドキドキの体験が魅力です。

加えて、登りきれたときの特別な達成感は、自分に自信を与えてくれます!

真夏の沢登りなんて、冷たい川の水がすごく気持ちよさそう!

最近の夏は異常に暑いから、いいリフレッシュになりそうね!

クライミングは登山道を歩くときよりも危険が多いから、きちんとした装備が必要だよ!
最初はツアーやガイドを利用して始めるのがいいね!

「沢登りってなんだかイマイチ想像がつかないな」という方に、沢登りの様子を動画にしている方がいましたのでご覧ください。

とっても気持ちよさそうですね!

▼【サワグルイ】沢登りPV2

普段は接点がない人との出会い

普段の生活では接点がない人とも、登山であればすぐに仲良くなれる可能性があります!

人は共通点があると親近感を感じやすく、人との距離が縮まりやすいと言われています。

登山では「同じ山を登っている」という共通点があり、山頂での感動も共有しやすい環境です。

そのため、山での出会いは人との距離を縮めやすく、普段は接点がない人とも仲良くなれるチャンスになるのです!

山頂で知り合ってSNSでつながったあと、山友として仲良くなったという人もいるみたいだよ!

登山を始めたら、マンネリした日常の脱出にもなるかも!
なんだかワクワクしてきた!

もっと詳しく登山での人との出会いについて知りたい人はこちらの記事が参考になると思います!

▼動機に応じた仲間の見つける6つの方法

まとめ

いかがでしたでしょうか?

登山の楽しみ方を簡単にまとめてみます。

  • 自然の山の表情を楽しむ
  • 野生動物を見つけて楽しむ
  • 外で食べる山ごはんを楽しむ
  • 無心になる時間を楽しむ
  • 山菜採りを楽しむ
  • バックカントリースキーを楽しむ
  • 沢登りやクライミングを楽しむ
  • 人との出会いを楽しむ

筆者自身も登山の魅力がわからず、友人から誘われても「登山なんて疲れるだけじゃん」と思っていた過去があります。

ですが、たくさんの登山の楽しみ方を知ってから、自分なりに山遊びを楽しむようになりました。

「山頂まで行くことが登山」という固定概念にとらわれず、自由な発想で登山や山遊びを楽しんでみてくださいね!

この記事が登山の魅力がわからないと思っているの方のお役に立てれば幸いです。

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てくてくの人
登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。