仲間と山を楽しみたいが探し方がわからない。
山仲間と出会える場、機会もさまざまなものがあり、どこで探せばいいか迷っていませんか?
「ひとりで登るのはさびしい」「登山技術に不安があり、同行者がほしい」「テント泊山行の荷物や計画が大変。仲間がいれば分担できる」など、山の仲間がほしい理由はさまざまです。
あなたが山の仲間がほしい理由は何でしょうか?
一緒に楽しく登りたい仲間を作りたいのか?それとも、技術を学び難易度が高い山に登りたいのか?自分が何を重視するか把握しておくと、山仲間を探す場も絞り込めるはずです。
ここでは、そんな山の仲間を探してる人たちに、動機に応じた探し方を紹介していきたいと思います。
気の合う仲間といっしょに登山へ
本当に気の合う仲間といっしょに登山に行くことは楽しいです。
それは、山頂に辿り着いた時には一緒に感動を分かち合えたり、山でいっしょに美味しいご飯を食べたり、休憩中や山小屋・テントで泊まっている時に会話を楽しむことができます。
他にも、仲間や先輩から技術を学ぶことで難しい山にチャレンジできるようになります。独学で学ぶより、安全で効率的に登山技術・知識を身につけることができます。
もし、怪我や滑落しても仲間がいれば救助を呼ぶこともでき、ソロで登るより、1人でも仲間がいるだけで、安心で楽しい登山になります。
仲間といっしょに山に行くことは、とてもメリットが大きいです。
ただ、気の合う仲間に出会うには時間もかかりますし、仲間といっしょに行動することは、自由行動が出来なくなります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、登山仲間を探したり、いっしょに山に登りいきましょう。
登山好きの仲間の探し方【6つ】
登山好きの仲間を探す方法を紹介していきます。
大きく分けて6つの方法があります。まず、それぞれの出会う方法には個性や特徴があります。要望に合致しているか、優れているか、などとともに、自分との相性も考えながら探して行くことが重要です。
【探し方1】SNS・登山サークル
気の合う仲間が気軽にできる
多くの場合、申請すれば会員になることができ、退会も自由。オフ会やサークル主催のイベントなどで交流を深めながら、山仲間になる。サークルにより運営方法、連絡のとり方や安全管理に対する取り組みなどはさまざま。参加する会員の世代もやや若い。
【探し方2】ライトな講習会
登山の基本を楽しく教えてもられる
アウトドアショップや登山道具メーカーなどが主催する講習会。低山ハイキング体験会や地図読み、道具の使い方などの講座があり、講師やスタッフのサポートで楽しく技術や知識が得られる。市町村の生涯学習課などで山歩き教室などを行うケースもある
【探し方3】山岳団体の講習会
時間をかけてみっちり学べる
安全登山のために、基礎的な知識や技術の指導に重点を置く。半年から1年かけて行なう講習会もあり、経験を積めると同時に受講生同士のつながりも深まる。初心者向けのトレッキングスクールから、雪山、岩登りの講習、単発の机上講習などを行うところも。
【探し方4】山岳会
仲間同士の強いつながり
登山を好きな人々で構成される団体。会によりハイキング系、登攀系など志向が分かれる。先輩が後輩に山行を通じて技術を伝える「タイムラグのあるギブアンドテイク」が根幹。体制のしっかりした会ほど山行の管理に厳しく、集会出席や計画書の提出を義務とする会も多い。
【探し方5】山コン
山を通じて運命の人に出会う
山登りを楽しむ+異性との出会いを両立できる。趣味のイベント。かつては「合ハイ(合同ハイキング)」と呼ばれたスタイル。街歩きに近いものから、ハイキング、本格的登山までさまざま。運命の人にめぐり会えなくても、いい山仲間にはめぐり会えるかも?
【探し方6】ツアー登山
コストパフォーマンスが魅力
旅行会社や登山専門の会社が主催するツアー。会社によっては低山でも有資格のガイドを引率をして、歩き方など講習会の要素を含む登山もある。登山口までバスの送迎や下山後の温泉付きのツアーなどもあり、多くの場合、個人で行くよりリーズナブル
気の合う同行者を探したい派におすすめのコミュニティ
一緒に楽しく登りたい仲間を作りたい派なら、身近の知り合いなどから探すのが手っ取り早いです。まずは、近所や職場、学校などでアピールをしてみましょう。
もし、身近の知り合いで意気投合する山仲間が見つからなければ、SNSや登山サークル、ツアー登山や登山イベントなどを利用すると良い。SNSはネットの山仲間を募集するのも手軽だし、登山サークルを利用すれば顔も人柄もわからない人と行くリスクも軽減できます。
ツアー登山や登山イベント、山コンを利用すれば、多人数の催しが多いので、気が合いそうな人を探しやすいです。
SNS・登山サークル
ネットを利用して運営されるサークルは数多く、規模や性格もさまざまです。ツイッターやフェイスブックなどで友人や山仲間を探せます。情報やサイトも豊富で探しやすく、どこからでもアクセスできる手軽さが魅力ですが、20〜30歳代のような年齢制限があるサークルが多い、中高年には不利なサークルもあります。
ツアー登山
旅行会社、メーカーや販売店の企画が主体になります。山やテーマは多岐にわたるので、自分の技術・知識に合った催しを検索して探すと良い。申し込み時や行動中に、ツアーや登山の質問、装備や技術についてアドバイスを受けられるもポイントです。
- アルパインツアーサービス
http://www.alpine-tour.com/index.php - 山ガールネット
https://www.yamagirl.net/
山コン
登山を通じて、友達や恋人を見つけやすい出会いの場です。各団体や地方自治体までさまざまなところで催しが開かれています。男女出会いだけでなく、山を始めたけど周りに山仲間がいなくて参加している人も多く参加しています。
- ベストパートナー
https://best-p.jp/ - 山コンサイト
http://yamacon.info/
登山技術・知識を学びたい派におすすめのコミュニティ
技術を学ぶなら山岳会や講習会が効果的です。
特に技術向上を望むなら山岳会がおすすめです。規模や基本方針は多種多様で、定期的に新入会員を募集し、カリキュラムを立てて育成している会も多いです。探すには各都道府県にある山岳連盟のホームページや問い合わせ参加団体をチェックするか、山岳雑誌の募集広告などを利用しましょう。
そこまで技術向上を求めないなら、ライトな講習会・山岳団体の講習会もあります。登山のノウハウを学べる上、個人では不安があるような山にも登れるし、参加者同士で仲良くもなれます。
ライトな講習会・山岳団体の講習会
山岳会ほど技術向上をもとめないなら、ライトな講習会・山岳団体の講習会に参加するのも良い。個人では不安があるような山にも登れるし、参加者同士で仲良くもなれます。
- モンベル・アウトドア・チャレンジ
https://event.montbell.jp/ - 都岳連の登山教室
https://www.togakuren.com/tsudou/
山岳会
人数が数人〜数千人まで規模や形態がさまざま。それだけに自分に合った会を探しやすいです。運営がしっかりした会は安心感あり。各地に多くの会があり、地元で見つけられる場合も多い。
- 東京北陵山岳会
http://hokuryo.org/wp2/ - やまねくらぶ
http://www.yamaneclub.com/
登山仲間と楽しい登山を
より登山楽しむためには、気の合う山仲間を探すことはとても重要です。
山頂に辿り着いて感動を分かちあったり、テントや山小屋などで休憩中に楽しい会話をしたり、いっしょに登る仲間によって、山の思い出が一層楽しいものになります。
また、北アルプスなどの人気エリアでは、登山道が整備されて問題ありませんが、ソロ登山の場合、「こんな道通ったことあったかな?」「怪我や滑落、病気になったらどうしよう」など、常に緊張して登る必要があります。そんな時に、1人でも仲間がいてくれたら、とても安心して登ることが出来ます。
個人によって、登山の目的やスタイルも違いです。
山仲間の探し方も色々で、それぞれメリット・デメリットもあります。自分にあった探し方で、良い山仲間と巡り合ってくださいね。
では、楽しい登山を。
- てくてくの人登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。