アバランチビーコンの選び方 雪山登山・BCで必要な雪崩対策

アバランチビーコンの選び方 雪山登山・BCで必要な雪崩対策

ビーコンは、雪崩の可能性のある雪山では必ず装備しなくてはならない道具です。

万が一、雪崩に遭遇した際、自分が雪崩に埋没してしまった場合に探してもらったり、埋没してしまった人を探すために使います。雪崩に埋没してから15分以上経過してしまうと、生存率が急激に低下してしまうため、雪山ではビーコンの携帯は必須になります。

ここでは、雪山の重要な山道具であるアバランチビーコンを購入しようと検討している人のために、その種類や機能、選び方のポイントを紹介していきます。

アバランチビーコンとは

アバランチビーコンとは、積雪期の登山や、バックカントリースキー・スノーボードなど、雪崩に遭う危険性のある山域に行く場合に携行する小型の電波送受信機のことです。

英語圏ではアバランチトランシーバーとも呼ばれています。登山者が雪崩に巻き込まれて埋没してしまった場合、携行しているビーコンからから発信される電波を救助者のビーコンが受信し、埋没した人の位置を特定できるという山の電子機器。プローブとショベルとともに、雪山に携行したい基本装備のひとつとなっています。

日本ではバックカントリー系ユーザーには普及してきているビーコンだが、一般登山者への普及はあまり進んでいません。

しかし、雪山における遭難事故の原因としては、雪崩による遭難も少なくはなく、雪崩に完全埋没してしまった場合、ビーコンがなければほぼ生存は望めないといっていい。運良く雪崩から生還できたとしても、それは雪崩に巻き込まれなかった仲間が近くにいて、なおかつビーコンを携行し、日頃から雪崩対策の訓練を積んでいることが条件となります。

アバランチビーコンの種類

現在主流のアバランチビーコンは3本のアンテナが内臓されているデジタルビーコンです。

デジタルビーコンにもいくつかのタイプがあり、またそれ以外にどのようなビーコンがあるのか知っておきましょう。

ハイパフォーマンスモデル

3本のアンテナと高速の分析処理が可能なプロセッサーを内臓するデジタルビーコン。複数の埋没者からの電波を同時に受信でき、埋没地点を特定したら、その電波を切り離して次の埋没者の捜索に移ることができます。受信距離の長いアナログモードを搭載しているモデルも多く、より広範囲な捜索が可能。斜面の角度を計測できる傾斜測定機能や他のビーコンの発信周波数のズレを計測する機能を持っているモデルもある。

エントリーモデル

ハイパフォーマンスモデルの基本性を受け継ぎながらも、付加機能を省いて、低価格化を実現したのがエントリーモデル。操作ボタンや液晶画面もさらに直感的にわかりやすく設計されており、初心者でも比較的簡単に扱うことができます。

しかし、機能を簡素化しているために電波の受信範囲が狭かったり、捜索のための機能も簡素化されているのでリーダーや雪山に入る機会の多い人はハイパフォーマンスモデルを選ぶべきだろう。

1本・2本アンテナモデル

デジタルビーコンのなかでもアンテナ数が1本または2本のモデルが発売されているが、メリットは低価格というだけで、その捜索能力は3本アンテナに比べて格段の差がある。いくら練習を積んだとしても、その差が縮まることはない。したがって、セール売られていたり、人がくれるといっても、使用には躊躇したほうがいい。あえて用途をいうならば、捜索に参加しない人の発信専用機として使うぐらいだろう。

アナログモデル

ビーコンが発信する電波の周波数は、デジタルモデル、アナログモデル問わず、すべて457kHzのアナログ電波なので、発信・受信の互換性はある。デジタルビーコンが登場する前はみんなこれを持って雪山に入っていたし、これで捜索トレーニングをして万一に備えた。デジタルビーコンの操作性が乏しかったためにアナログを使った時期もあったが、さすがに今はもうお役御免である。

プローブタイプ

プローブの先端にアンテナを仕込み、ヘッド部分に受信装置をもつビーコン。プローブを雪面に差し込むと、埋没者がいる場合、プローブの先端から2mと50cmの2段階で音と光で捜索者に伝える。デジタルビーコンで埋没地点を特定したあと、埋没者がより使い場所に埋没している場合の捜索などに有効。しかし、基本は広範囲のなかで通常のビーコンを使いこなせうことが前提で、捜索隊などのオプションツールだと考えてていい。

アバランチビーコンの種類
タイプ特徴
ハイパフォーマンスモデル
  • ・好感度で多機能
  • ・リーダーや、2台目の購入など熟達者向け
エントリーモデル
  • ・比較的低価格
  • ・シンプルな機能と操作性で初心者にも扱いやすい
1本・2本アンテナモデル
  • ・正直に言って時代遅れ
  • ・捜索能力は3本アンテナモデルと格段の差
アナログモデル
  • ・これもやはり過去の産物
  • ・電波の互換性はあるが
プローブタイプ
  • ・あくまでビーコンが使いこなせる人のオプション品
  • ・ブローピングは確実に早い

RECCOとは

ディテクターと呼ばれる電波信号を発する探索機から、遭難者のウェアなどに縫い付けられたリフレクターと呼ばれる電波の反射板に電波信号を照射して、はね返ってきた電波信号をふたたびディテクターが受信して、遭難者の位置を特定するという捜索システムのことをRECCO(レッコまたはレコ)という。リフレクターは数百円と非常に安価で、海外では普及が進んでいる。国内で購入できるウェアにもRECCOのリフレクターが取り付けられたものが見受けられるが、日本では電波法の関係でディテクターの使用に許可が必要なため普及が進んでいない。

アバランチビーコンの各部名称と機能

ビーコンを購入する前に、ビーコンの各部名称と機能を知っておくと、自分の目的やレベルに応じたビーコンを選びやすい。予めビーコンの機能について理解しておきましょう。

メインスイッチ 電源/モード切替兼用

電源スイッチは、誤作動を防ぐために押しながらスライドまたは回転させるものがほとんど。写真の機種の場合は、送信/受信の切り替えスイッチも兼ねている。

操作ボタン

各種設定や捜索中の操作を行うボタン。この機種の場合はボディの右側面にもあり、セレクトと決定といった役割をもつ。エントリーモデルは1ボタンが多い

バッテリー(乾電池)

ほとんどのモデルがアルカリ乾電池の使用を推奨。なかにはリチウムイオン電池対応のものもある。バッテリー残量を正確に表示させるために充電式の電池は使用不可

液晶画面

埋没者の距離と方向。埋没者数、各種設定状況などを表示するモニター。ほとんどが日中でも見やすい仕様で、バックライトも装備。LED電光表示のモデルもある

ボディ

衝撃荷重にも強い樹脂製のボディ。完全防水されている。ただし、内部は精密機器なので、その取り扱いには十分に注意したい。薬品の付着や直射日光にも気をつけよう

スピーカー

捜索時に埋没者との距離をビーブ音で知らせるためのスピーカー。埋没者との距離が変わると音の変化で知らせる。起動時の電波発信状況を確認する際にも音が鳴る

内臓アンテナ

特性の異なるアンテナを内臓。現在の主流は3本。長い2本が中・長距離、短いアンテナが近距離を受け持つものが多い。アンテナ数が少ないと特性に大きな差が出る

イヤホンジャック

聴力の弱い人や、暴風雪のなかでの捜索など、スピーカー音が聞き取りづらい場合に使うイヤホンを接続するジャック。装備されないビーコンも多い。

ストラップ(ホルスター)

平常時にビーコンを体に装着するためのホルスターとビーコンを接続するための伸縮性のコード。捜索時でも体(ホルスター)と接続した状態で使用する

アバランチビーコンの選び方

ビーコンの種類、各部名称と機能を理解したら、あとは自分の目的やレベルに応じたビーコンを選んでいきましょう。ビーコンを選ぶ際のポイントは多いので、予め見極めるべきポイントを理解しておくと、購入する際に迷わないです。

ビーコンを購入したら、あとはひたすらビーコンのもつ機能が使いこなせるように練習に練習を重ね、万一の雪崩事故に備えて山に入りましょう。

アンテナの本数 3本を選ぶ

デジタルビーコン購入の際にまずチェックしたいスペックがアンテナの数。アンテナはボディに内臓されているために外からは判別することはできないので、カタログやメーカーのウェブサイトなど確認する必要があります。電波には飛んでいく、あるいは受信する指向性というものがあり、異なる指向性のアンテナを複数内臓することにより、電波の谷間をなくし、均一な捜索が可能になります。

近年はシングルまたは2本アンテナのモデルは少なくなってきたが、とにかく3本アンテナのモデルを選ぶようにしたい。現在はアンテナ3本が最多だが、今後さらにスペックが進化する可能性がある。

受信範囲と距離

ハイパフォーマンスモデルのビーコンにはアナログモードが搭載されているモデルがあります。これはアナログモードのほうがより遠くの電波をキャッチしやすいためです。アナログモードで埋没者の大雑把な距離と方向をつかみ、ある程度進んだところで、デジタルモードへと切り替わり、より正確な位置特定に移行する。

そのため、デジタルモードのみ搭載のエントリーモデルは捜索可能距離も範囲も狭い傾向にあります。これらもカタログスペックで確認するしかないが、実測値は条件により記載以上であったりする場合もある。

持ちやすさと操作スイッチ・ボタンの使いやすさ

雪山で行動中、平常時ならばビーコンは身につけたままで、持ちやすさなどあまり関係ないが、実際に雪崩埋没者の捜索に入ったときに持ちやすさや操作スイッチやボタンの使い勝手が気になってきます。

とくに女性など手の小さな人は要チェックのポイント。グローブをしたままで迷わず操作できるかもチェックしておきたい。店頭でいろいろ持ち比べてみるのもいいが、イベントや講習会、レンタルなどで、実際に雪の上で使い比べてみるのもおすすめです。

液晶・電光表示の見やすさ

捜索時に埋没者との距離や方向を示す表示は、電光(LED)と液晶の2タイプがあります。

電光タイプは多くの情報を表示することはできないが、悪天候や暗がりでも直感的に距離と方向をしっかり把握することができます。

一方、液晶タイプは角度によっては見づらい場合もあるが、捜索時においては埋没者の人数や捜索チェック済みの情報、起動時のバッテリー残量やフォームウェアのバージョン、送受信状況、さらに細かな使用設定など、さまざまな情報が表示できます。

高機能ビーコンほど表示できる内容は多いが、使いこなせなくては意味がないので、説明書を熟読し、練習を重ね、理解しておきたい。

処理速度の速さ

ビーコンは電波信号を複数のアンテナで受信し、集積回路で演算して埋没者の位置を導く機器。ふだん使っているパソコンと同じで、スペックの高さや新しさが処理速度の速さ=埋没者の発見スピードにかかわってきます。

一般にハイスペックモデルはその性能の高さから、高い演算能力があると言えます。パソコンのように統一したスペック表記があればわかりやすいのだが、ほとんどのメーカーがどのような回路が搭載されているかの記載がない。回路に組み合わされるソフトウェアの良し悪しも処理速度に大きく影響する。

表示されるデータの安定感

画面に表示される数値や指示方向に安定感がなければ、捜索者は素早く正確に埋没者のいる地点へと進めない。これは捜索プログラムの味付けにも関係するもので、本当はビーコン自身は悩んでいるのに、それを忙しげに表示情報を変えるのではなく、マイルドな変化で捜索者を導き、結果として短い時間で埋没地点へと到達させるということ。

これはビーコンのクセともいえるもので、自分のビーコンのクセを理解していれば、ここはビーコンが悩んでいるので、ゆっくり動いたほうがいいといった対応である程度は克服できる。いずれにしても購入後は練習を重ねて自分のビーコンに慣れることが必要。

近接段階での正確さ

ビーコンの性能比較でもっとも気になる項目は、やはり最大受信範囲。もちろんそれらの性能も重要なポイントではある。通常、3本アンテナビーコンの場合、長い2本のアンテナが広い範囲の受信を受け持ち、残りのもう一本が埋没者に近づいてからの受信を受け持つ。

じつはこの短いアンテナ性能の良し悪しが、最終的な埋没ポイントを絞り込む際のスピードと正確性に大きく影響してくると言います。こういったカタログには記載されないチェックポイントやモデルごとのクセはほかにもあり、実際に使ってみないとわからない部分があります。

マーキング機能

複数の雪崩遭難者がいる場合、それぞれがビーコンを所持していれば、複数の電波が発信されている。捜索者のビーコンは当然複数の信号を同時に受信するわけだが、一般的に考えれば、それらの信号は混信し、捜索の妨げになります。

しかし、埋没者は一刻も早く救出する必要があるので(生存のためには15分以内)、救助者が複数いる場合は、最初の埋没者の位置が特定できたら、掘り出しは他の救助者に任せて、ビーコン操作に慣れている捜索者は次の埋没者の捜索に移ります。その際に、最初の埋没者の信号をカットする機能がマーキング機能。ハイスペックビーコンほど複数の埋没者の信号を受信でき、マーキングすることができる。一般的には近い信号からマーキングするが、モデルによっては液晶画面上でスクロール選択によりマーキングできるものものある。

グループテスト機能

グループテスト機能とは雪山に入る際チェック役のビーコンをテストモードにすると、半径1m以内に存在する他のビーコンが正しく送信状態にあるかをチェックする機能。複数のグループが近接しているときなど仲間の送信状況を確認するのに便利な機能。なお、ビーブスのDSP-Proには他のビーコンの周波数のズレを測定する機能も搭載されている。

受信から送信モード自動切り替え

雪崩遭難の捜索現場は2次遭難の起きやすい場所。捜索者は自分のビーコンを受信モードにすると、電波の発信を止めてしまうことになるので、そのときに再度雪崩が発生した場合、埋没した捜索者の位置を特定することは困難になります。

しかし、最新のビーコンには受信モードにしていても、一定時間がたてば自動的に発信モードになる機種があり、なかにはモーションセンサーが内臓され、なかにはモーションセンサーが内臓され、捜索者の動きがストップした時点で、発信モードに切り替わるモデルもある。また、掘り出し作業中の救助者など発信も受信も行わない場合に一定時間後に発信モードになるスタインバイモード搭載のモデルもあります。

フォームウェアアップデートの有無

フォームウェアとは、フォームしたソフトウェアのことで、ビーコン内部に記録され、ハードウェアとしてのビーコンの動作をつかさどるもののこと。

フォームウェアをアップデートすることで、ビーコンの不具合が修正されたり新機能が追加されたりします。具体的には、受信感度が良くなったり、操作性が改善されたり、捜索モードの選択肢が増えたりとさまざまな改善が行われます。また、使用する乾電池がアルカリのみから低温に強いリチウム乾電池に対応するといったハード面の改良のような機能変更もある。

操作面のアップデートについては、ガラっと使用感が良くなるようなこともあるので、フォームウェアアップデートが可能な機種ならば、常に最新のものにアップデートにするべきだし、これから新たにビーコンの購入を検討している人はアップデートが可能な機種を選ぶべきだろう。

音量

捜索時、ビーコンは画面により情報表示とビーブ音の強弱やトーンの変化によって、電波の発信源に導いてくれます。店頭でこの音を出してみると、非常にうるさく感じられる機種がほとんどだが、雪山では帽子やヘルメットをかぶった上に、さらにフードをかぶるなど、耳をふさいで音が聞こえづらくなる状態になることを考慮したうえで音量を確かめよう。

また、その状態で、音量や音程の変化が聴き取りやすいかもチェックする。実際の捜索現場は良い天気であるとは限らず、猛吹雪のなかでの捜索を強いられる場合もあることを忘れないようにしよう。ビーコンからのビープ音が聴き取れないような状況にあるときは、イヤホンの使用もあり得るので、イヤホンジャックの有無もチェックしておきたい。イヤホンは昔はビーコンに付属していたこともあったが、現在は別売品がほとんど。日頃使っている山用ラジオやミュージックプレイヤー用イヤホンでも使えればOKなので、事前に互換性を確認しておくといいだろう。

電源の入れ方

電源スイッチの形状は各メーカー・モデルでさまざま。それぞれ趣向が凝らしてあり、一概に良し悪しは言えないが、まず誤動作を起こさせないような形状・仕組みであることが大前提。知らないうちにOFFになっていたなんてことではビーコンを携行する意味がない。

次にグローブをしたままで操作ができるか、ということが気になるが、ビーコンはアウターウェアの下に装着するのが基本なので、電源とそう受信切り替えスイッチが独立した機種ならば、装着時グローブを外さなくてはいけないタイプでも問題ない。ただし、電源と送受信切り替えスイッチが兼用のタイプならば、グローブした手でも操作できる必要があります。大半のビーコンが電源スイッチをONにすると液晶画面またはインジケータなどで送信状態になっていることがわかるようになっている。

また、モデルによっては起動時にバッテリー残量を画面に示すものもあるので、電池の交換忘れなどを防いでくれるものもある。捜索モードへの切り替えはほとんどのモデルがグローブをした手でも行いやすくなっている。

バッテリーの本数と駆動時間

駆動するバッテリーはアルカリ乾電池が主流。まれに低温に強いリチウムイオン電池に対応したモデルもあります。エネループなどの充電池は電圧が安定しないため、ビーコンの電池残量表示が正しくできないので使用できない。使用本数は単4×3本というモデルが比較的多い。消費電力を抑えたモデルでは単3×1本で駆動するモデルもある。駆動時間は発信モードで200時間は欲しい。電池の交換時期は、山行毎に交換するようにいわれているが、最近のビーコンはバッテリー残量を表示できるものもあり、日帰り山行ならば電池残量が6割以上残っていれば大丈夫。

しかし、捜索モードではバッテリー消費が多いので必ず予備電池は携行したい。また、使用するアルカリ乾電池は無名メーカーの格安品より、信頼おけるメーカーのものをおすすめする。性能が安定しているだけでなく、液漏れを起こしにくいのでビーコンの破損をふせぐ意味合いもある。

重量よりもサイズが重要

3本アンテナビーコンの重さは、最軽量は約200g、重いもので270gぐらいある。その差は70g。単3乾電池3本分にも満たない重量差。

あとは体に装着する際のホルスターの素材や形状によって若干の重量差・装着感の差が出てくるが、きちんと体にフィットさせて使えば、とくに気にするレベルではないだろう。むしろ、気にするべきは重量よりも大きさで、最大のもので全高が135mm、最小のものは110mmと、その差は25mmになるので、それはとくに小柄な女性などは装着した際に若干の差を感じるかもしれない。

ホルスターの使い勝手

ほとんどのモデルが専用のホルスターが付属する。付け方はストラップベルトを肩に斜めがけして、もう1本をウエスト部分に巻いてビーコン本体を腹部付近に固定して使用する。ビーコン本体を入れる部分は、多くがナイロン製のボシェット型で、一部にビーコンの形状にあわせたプラスチック製のものがあり、捜索時はこれから取り出して使用する。ビーコン本体とホルスターは伸縮するコードなどで接続されており、雪上に落としてしまうのを防いだり、万一、二次雪崩が発生した際などでも体からしっかりとフィットさせられること、すばやく取り出せること、ハーネスとビーコン本体を接続するコードが携行中に邪魔にならなず、かつしっかりと接続されていることなどを確認したい。

おすすめのアバランチビーコン

bca / トラッカー3(ハイパフォーマンスモデル)

bca / トラッカー3(ハイパフォーマンスモデル)のイメージ
最大受信距離×幅約50m
電池単4アルカリ電池×3
重量215g(電池含む)

複数埋没者のおよその位置関係が把握できるビックピクチャーモードや最初の埋没者を発見した後、発見したビーコンの電波を1分間だけシャットアウトできるシグナルサブレッションモードを搭載する。

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アルバ / エボ4(エントリーモデル)

アルバ / エボ4(エントリーモデル)のイメージ
最大受信距離×幅約60×40m
電池単4アルカリ電池×4
重量220g(電池含む)

上位機種ネオのシンプルな操作性を受け継ぎながら、低価格を実現したエントリーモデル。液晶部分は小さいながらもシンプルかつ直感的に情報を表示し、マーキング機能やグループチェック機能も搭載

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てくてくの人
登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。