今回は筑波山登山コースの一つ、「迎場コース」の紹介をいたします。
初心者でも登山ができる山について調べていたら筑波山が出てきました。茨城県にある山ということは知っていますが、そのほかの情報については詳しくはわかりません。
どのような歴史があって、登山は初心者や子供でも登れるレベルなのですか?
筑波山は標高877m、筑波山神社の西側の男体山(標高871m)と東側の女体山(標高877m)からなる山で、登山コースが非常に人気だね!登山コースは計6コースで、初心者から子供まで誰でも登れる山だよ!
富士山と対比され「東の富士、西の筑波」と称される筑波山は、登山もでき眺望も素晴らしい茨城県のシンボルの一つです。
今回はその筑波山の登山コースの中でも非常に登りやすく初心者向けといわれる迎場コースについて紹介いたします!
まずはコースを知ろう!筑波山迎場コースの紹介
迎場コースは非常に登りやすく初心者向けの登山コースです。
まずはマップをしっかり見てイメージをしていきましょう!
迎場コースは、筑波山神社とつつじが丘をつなぐコースで、筑波山神社から酒迎場分岐までは白雲橋コースと同じ場所を歩きます。
比較的登山者が少ない筑波山の南側で、ゆっくりとハイキング感覚で楽しめるため、登山未経験者や小さな子供に人気なコースです。
筑波山神社から酒迎場分岐までは白雲橋コースと同じありますが、登山口どのあたりなのですか?実はそこが非常に厳しいなんてことはありませんか?
神社裏手にある小さな鳥居が入口だよ!若干わかりにくいかもしれないけれど、鳥居をくぐれば一気に別世界が広がり驚くこと間違いなし!なんとなく過酷さを予感させるけれど、予想に反して終始本当に穏やかで歩きやすいコースだよ
今回は迎場コースの紹介ですが、こちらのサイトで登山だけではない魅力が詳細に紹介されています。ぜひご覧ください!
体力的には厳しいの?登山距離と時間
次にコースの歩行時間や距離・難易度などを見ていきましょう!
距離や時間は酒迎場分岐〜つつじが丘のもので、カッコ内は筑波山神社〜つつじが丘のものになります。
コース名 | 迎場コース |
距離 | 約1.0Km 酒迎場分岐 ~ つつじが丘 (約1.6Km 筑波山神社 ~ つつじが丘) |
時間 | 登り40分・下り35分 (登り60分・下り50分) |
難易度 | (1 / 5.0) |
登山距離(筑波山神社〜つつじが丘)
距離は1.6Kmと非常に短く、高低差も約190mと難易度は低いコースです。山頂を目指さないコースなので、登山者は少なく非常に歩きやすさを感じることができます。
登山道は岩場などは少なく階段なども整備されているので、初心者や子供でも全く問題なく歩ききることができます。
休憩場所には困らないがお手洗いはないため注意
初心者や子供の初めて登山に向いてそうですね!ところで休憩場所やお手洗いは道中にあるのですか?やはり子供が一緒だとそのあたりが心配です。
お手洗いはコース内にはないからしっかりと済ませておこう!休憩場所は道中に数か所あるから休憩場所には困らないし、万が一急に雨が降ってきても東屋が2ヶ所あるから、雨宿りなどもできて安心だよ!
お手洗いはコース内にはありませんので、しっかりと済ませてから登り始めましょう。お手洗い対策も登山準備の一つです!
コース内に休憩場所は数ヶ所あり、ベンチも設置されています。登山道は穏やかですが無理はせずに軽食や水分をとってしっかり休憩して歩くようにしましょう!
登山時間
筑波山神社からつつじが丘までの時間は約60分です。
1.6kmで60分だと思ったほど難易度は高くなさそうで安心です。子供とじっくり景色を見ながら登山を楽しめそうですね!
山頂を目指すコースではないので高低差も少なくハイキングの延長のような感覚だよ!子供とゆっくり会話しながら登ってみるととってもいい経験になると思うよ!中には休憩もそこそこに一気に登っていく子もいて、ついていくのが大変な親御さんも見かけるね!
こちらの動画でコースの往復の様子が収録されており、イメージが膨らみやすいと思います。ぜひご覧ください!
備えあれば憂いなし!持ち物や服装・靴について
「よし、筑波山に行こう!」と決心したら次は持ち物や服装について検討しましょう。
何事にも準備は非常に重要ですので、必要なものを確認しながら用意していくことが大切です!
持ち物
- 飲み物(可能な限り多め・真水は怪我の際の傷口の洗浄にも使えるため便利)
- 簡単に食べられる軽食(傷みにくいもの・チョコレートや栄養補助食・ゼリータイプのようなもの)
- 時計(スマートウォッチは充電等に注意)
- 携帯電話(モバイルバッテリーがあると安心)
- 地図・コンパス
- ヘッドライトなど照明(夜間や早朝などの暗い時間に登る場合は必須)
- タオル・ティッシュ
- 筆記用具
- ビニール袋(大・小)
- 健康保険証
- 薬や絆創膏など(応急処置用)
- トレッキングポール(あれば負担や疲労減)
持ち物は不足な事態にも備えられるように準備すると安心です。
飲み物や軽食は、持ち運びが簡単でゴミが出にくく簡単に食べられるものがおススメです!
こちらの記事で上記の荷物をまとめて入れられる小型モデルのリュックサックについて紹介しております。ぜひご覧ください!
こちらの記事ではトレッキングポールを紹介しております。あると疲労感が全く違います!ぜひご覧ください!
服装
- ベースレイヤー(肌着・速乾性や保温性が優れているもの)
- ミッドレイヤー(ベースレイヤーの上に着るもの・脱着のしやすさが重要)
- アウター(風を水を通しにくいもの。急な天候の変化にも対応できるもの)
- パンツ(伸縮性・速乾性に優れているもの。デニムは重く伸縮性が少ないため不向き)
標高があまり高くありませんが、やはりしっかりとした準備が必要です。
基本的に動きやすい服装で問題はありませんが、山の天気は変わりやすく気温も変化が激しい可能性がありますので、着替えや羽織れるものを用意していきましょう!
こちらの記事で軽量性や伸縮性に富んだソフトシェル(ミッドレイヤーとアウターの間のようなもの)を紹介しております。ぜひご覧ください!
靴
- スニーカー(ソールがフラットなものは滑りやすい可能性。ヒールやサンダルはNG)
- トレッキングシューズ(傾斜があまりないため、歩きやすさも兼ね備えたローカットのものがおススメ)
- トレイルランシューズ(登山道など舗装されていない場所を走るためのシューズ。グリップ力が強い)
迎場コースはスニーカーでも問題なく登れますが、舗装されてない場所や石の階段、ぬかるんで滑りやい場所もあるため、滑りにくいローカットのトレッキングシューズかトレイルランシューズがおススメです!
こちらの記事でおすすめのローカットのトレッキングシューズを紹介しております。ぜひご覧ください!
登山にかかる費用は?登山費用について
登山をするにあたっての費用がどれくらいかかるのか見ていきましょう!
迎場コースは無料で登れる
登山に費用はかからないし、24時間いつでも登れるよ!
登山をするうえで費用は全く掛かりませんが、早朝や夜間などの場合は照明アイテムを忘れずに準備しましょう!
登山口まではどのように行くの?迎場コースへのアクセス
筑波山に行くにはどのような方法があるのか、電車・バス利用の場合と、車利用の場合を確認していきましょう!
電車・バスを利用する場合
筑波山に行くためには電車とバスを利用するのが速くて便利です。
例として、秋葉原から迎場コース登山口の筑波山神社入口とつつじが丘までの料金はこのようになります。
移動料金(片道) 秋葉原~筑波山神社入口 | TX快速 【大人】1,205円 【小児】610円 筑波山シャトルバス 【大人】740円 【小児】370円 |
移動料金(片道 秋葉原~つつじが丘 | TX快速 【大人】1,205円 【小児】610円 筑波山シャトルバス 【大人】900円 【小児】450円 |
筑波山神社まで大人一人片道 1,945円 小児一人片道 980円ということは、大人二人小学生二人で行った場合は、片道5,850円の電車料金で行けますね!移動時間も約85分と短く料金もリーズナブルで、一日思いっきり登山しても移動で疲れることは少なそうですね!
車・オートバイを利用する場合
上記サイトに記載のあった駐車場情報は以下の通りです。
筑波山神社周辺市営駐車場 | 普通自動車 500円(1日) 大型自動車 2,000円(1日) 開放時間 5:00~20:00 普通車 449台・大型車 21台 お問い合わせ先:筑波山観光案内所 029-866-1616 |
つつじが丘駐車場 | 普通自動車 500円(1回) 自動二輪 200円(1回) マイクロバス・大型自動車 2,000円(1日) 開放時間 4~11月 平日9:00~18:00・土日祝 9:00~19:00 12~3月 前日9:00~17:00 普通車 388台・大型車 12台 お問い合わせ先:つつじが丘駐車場料金所 029-866-1385 |
台数も多く停められるけれど、混雑状況によっては停められない可能性もあるから、事前に調べておく必要があるね。
アクセスはこちらの記事で細かく紹介しております。ぜひご覧ください!
登山届って必要?登山届について
登山をする際には万が一の場合に備え登山届の提出についても検討する必要があります。
提出するにあたって登山届は何なのか、そして提出する必要性について確認しておきましょう。
登山届の必要性
登山届とは、万が一山で遭難してしまった場合などに救助に向かう救助隊にとっての重要な手掛かりになる書類です。
筑波山のような初心者でも登れるような山でも登山届は必要ですか?
登山の際に出さない人もいるけれど必ず出すようにしよう。山の天気は変わりやすく、登山中にけがして動けなくなってしまうことも考えられるし、出すことによってより安心して登山ができると思えば出さない選択肢はないね!
以下に簡単に注意事項をまとめておきます。安全に無事に帰ってくることを第一に考えて登山計画を立てるようにしましょう。
- 体力や登山技術・経験を十分に考慮した無理のない登山計画を立てる
- 季節や天候によって気温などは大きく変化するため、服装や持ち物の準備は怠らないようにする
- 天気予報はしっかり確認し、天候が悪そうであれば中止や延期をする勇気も必要
- 家族や友人など親しい人たちに、登山コースや帰宅時間をしっかり伝えておく
- 携帯電話などの充電や山の通信状態をしっかり確認しておく
登山届についてはこちらの記事で細かく紹介しています。ぜひご覧ください!
どんな体験ができるの?迎場コースの見どころ
迎場コースは素晴らしい自然を体験できる魅力あふれたコースです。
見どころもたくさんありますので合わせてご紹介いたします!
コースで触れられる自然
迎場コースは杉やヒノキなどの常緑針葉樹林などの多くの自然であふれている登山道です。
コース内は本当に緑にあふれていますね!ハイキング気分で歩くこともできるので体力的に余裕もありそうですし、周りを見渡しながらゆっくり楽しみたいです!
モミやスギ、ヒノキの静かな常緑針葉樹林の中、森林浴をしながら花の色や野鳥の声が楽しめます。
引用元:筑波山ケーブルカー&ロープウェイ
コースの見どころ
筑波山神社
迎場コースの登山口は筑波山神社裏手の鳥居ということですが、筑波山神社にはどのような歴史があるのですか?
筑波山神社は3000年以上の歴史を持つ「筑波山」をご神体とする古い神社で、結婚式や縁結びの祈祷などでも人気のある神社なんだ!立ち寄った際にはしっかりと安全祈願の祈祷をしておこう!
万葉集に「二神の貴き御山と神代より人の言い継ぎ」と崇められている神社です。
筑波山神社についての詳細はこちらをご覧ください!
筑波山は、関東地方に人が住むようになったころから、信仰の対象として仰がれてきました。
引用元:筑波山神社
つつじヶ丘レストハウス
つつじヶ丘レストハウスは、品揃え豊富なお土産屋さんと地元食材をふんだんに使用した食事が楽しめるレストランが併設されており、利用者も多く人気の観光スポットです。
筑波山はガマ油が有名で、お土産で購入していく方も多いようです。レトロな雰囲気が漂う「ガマランド」なるミニ遊園地もあるようですよ!
広々としたくつろげるレストラン(104席)には、季節限定メニューや、厳選した素材を使用したメニューがあります。
引用元:筑波山ケーブルカー&ロープウェイ
まとめ
筑波山迎場コースを紹介いたしました!
まとめるとこのようになります。
- 迎場コースは山頂へ行く登山道ではないため、傾斜もゆるく初心者や子供向き!
- 1.6kmの道のりを60分かけて登るコースで、ハイキングの延長のような感覚で登山ができる!
- 休憩場所が数か所・東屋も2ヶ所あるため休憩や万が一の天候不良時も安心!お手洗いはないので注意しよう!
- 山の天気は変わりやすいため、難易度は低くても服装や持ち物には注意が必要!水分軽食を忘れずに!
- 登山にかかる費用は0円!
- アクセスは電車・バス利用が時間も短く便利。車の際は駐車場の混雑を確認しよう!
- 万が一の時のため登山届は必ず提出しよう!
- 迎場コースは見どころ満載!筑波山神社での安全祈願を忘れずにしよう!つつじヶ丘レストハウスでは、豊富な種類のお土産と、地元の食材を使った食事が楽しめる!
迎場コースはハイキング気分で登山ができ、初心者から子供まで誰もが楽しめる見どころ満載なコースです!
安全に楽しく登るためにも、服装や持ち物の準備はしっかりと行い、そして登山届の提出を忘れないようにしましょう!
最後までご覧いただきありがとうございます!
- てくてくの人登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。