登山におすすめレインウェア・パンツ!防水透湿性と動きやすさを重視

登山におすすめレインウェア・パンツ!防水透湿性と動きやすさを重視
アウターとして羽織り、雨風を寄せ付けないレインウェア・パンツ。 快適な登山に欠かせない道具の一つです。 登山をするうえでもとも怖ろしいのは、雨によって体がずぶ濡れになってしまったり、強風に吹かれ続けることで体温が低下すること。 こうした状況に陥らないためにレインウェア・パンツは必ず揃えたい。 大切なのは、雨から体を守る高い防水性と透湿性、自分の体にあっていて動きやすく、優れた視認性をもつフードを備えていること。そして、軽くてコンパクトに収納できること。 そこで、ここでは、登山におすすめのレインウェア・パンツを紹介していきます。レインウェア・パンツの役割をはじめ、素材と特徴、選ぶ時のポイント、そして、おすすめ商品をまとめています。 自分の山行スタイルや体に合ったものを選んで、雨の登山をより安全・快適にしていきましょう。

登山に必携なレインウェア・パンツとは

山中で、人間が体温を維持するためには、「体を濡らさない」「風から身を防ぐ」が絶対条件になります。そこで必要となるのがレインウェア。 さまざまなパーツをより防水性・防風性の高いデザインに仕上げているアウターになります。

防水透湿性のレインウェアが、雨風や寒さを防ぐ

レインウェアの最低条件は「雨と風を通さない」だが、合わせて重要視したいのが「透湿性」です。汗で体が濡れてしまっては、汗でベタついたり、風に吹かれ体温が低下してしまいます。 雨風は防いでも、内側のムレは逃すという防水透湿性こそ、レインウェアに求められる機能のすべてといって過言ではありません。 選択に迷ったとき、”ゴアテックス”が一つの答えになります。 レインウェアに使用される素材としては一番信頼度が高く、広く使われている防水透湿性素材です。 他に、大手ブランドも、独自に防水透湿性素材を開発しているため、種類が多いです。透湿性や耐久性に差が出てくるので、購入前に確認しておきたいポイント!

レインウェアの素材と特徴

GORE-TEX(ゴアテックス)

レインウェアといえば、ゴアテックス。最も多くのブランドが採用している信頼のおける防水透湿性素材。

e-Vent(イーベント)

英国BHA社が開発した素材。ゴアテックスを追従する「e-Vent(イーベント)」は、ゴアテックスよりも透湿性、通気性に優れていると言われている。

独自素材

大手ブランドは独自の防水透湿性素材を開発している。マウンテンハードウェアの「Dry Q Core」、パタゴニア社の「H2noパフォーマンススタンダード」、コロンビア社の「オムニドライ」、ファイントラック社「EVER BREATH」、ポーラテック社の「NeoShell」など、多く存在する。

レインウェア・パンツの選び方

近年、レインウェアはバリエーションが豊富でなにを選ぶべきか難しいです。 必要なスペックを吟味して、登る山、運動量、体質など、好みに合ったものをチョイスすれば、より快適に登山を楽しめます。 悪天候時以外、レインウェアはリュックに収納しています。 持ち運びのことを考えれば、生地が薄く、デザインがシンプルなものは収納時に軽量・コンパクトになり、メリットが大きいです。 だが、耐久性に欠ける面もあり、気兼ねなく使用できるのは、生地に厚みがあって強靭な痛みにくい素材のもの選ぶと良いです。ベンチレーター付きなどのディテールに凝ったものもいいでしょう。 体への負担を減らしたい人、小さな荷物で素早く行動したい人は収納時に軽量・コンパクトなモデル。山行日数が多くウェアが傷みやすい人、高山の岩場などのハードな場所に行く機会が多い人は耐久性が高いモデル。 自分の山行スタイルを再確認してみると、選びやすいでしょう。

上下分かれたものを選ぶ

ポンチョや丈の長いレインウェアだと、風のある高山では動きづらいので、上下わかれたものを選びましょう。登山用のレインウェアは、靴を履いたままでも着脱しやすい工夫がされています。

幅広く使えるオールランド

やや厚めの丈夫な生地を用い、低山から夏のアルプス、残雪期まで幅広く使える人気のタイプ。肌離れのよい3レイヤーで、荒天候も安心感がある。

ストレッチ素材の動きやすい

ストレッチ素材を選べば、運動性に優れ、動きやすいです。また、ベンチレーターでウェア内のムレを一気に排出できれば、より快適になります。

透湿性が高い素材のものを

汗抜けのよい高透湿素材は、内側のムレを逃し、ハードに動く場面でもオーバーヒートを抑制してくれます。長時間の登山でたくさんの汗をかいても、体が濡れてしまったり、ベタついたりすることなく、外部に発散してくれます。

軽くてコンパクトな2.5レイヤー

2.5層の素材とシンプルなデザインで重量を抑えながら、高いプロテション性を兼備。裏生地のない2.5レイヤーは拭けば乾きやすいので、乾燥室のないテント泊で使いやすい。
ここでは、レインウェア・パンツの選ぶ時のポイントを簡単に書きましたが、以下の記事でも詳しくまとめてあります。どの商品にしていいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

登山におすすめのゴアテックスのレインウェア・パンツ

モンベル / ストームクルーザージャケット & パンツ

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ストームクルーザージャケット

¥19,500(税抜)

サイズS〜XL
カラーマスタード、他6色
素材ゴアテックスファブリクス3レイヤー
重量257g(M)

ストームクルーザー・パンツ

¥13,500(税抜)

サイズS〜XL、M-S〜XL-S、S-L〜XL-L
カラーマスタード、他6色
素材ゴアテックスファブリクス3レイヤー
重量195g(M)

世界に先駆ける日本製レインウェアの大定番

軽さと耐久性のバランスを保ったレインウェアの決定版であり、長年にわたって改良を続けてきたベストセラー。調節方法が多彩なフードのほか、細部に作りにつくづく感心させられる。パンツは通常サイズよりも股下が6cm短いショートモデル、6cm長いロングモデルも揃う

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モンベル / トレントフライヤージャケット & パンツ

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トレントフライヤージャケット

¥21,000(税抜)

サイズS〜XL
カラーレッドブリック、他 4色
素材ゴアテックスファブリクス2レイヤー
重量179g(M)

トレントフライヤーパンツ

¥14,500(税抜)

サイズS〜XL、M-S〜XL-S、S-L〜XL-L
カラーブラック、他1色
素材ゴアテックスファブリクス3レイヤー
重量162g(M)

軽さと使い勝手の良さを両立した傑作

ゴアテックスバックライト素材を採用し、ジャケットとパンツを合わせて350g以下という軽さで、誰もが納得する防水性を備えた。ポケット類は左胸にひとつ。縫製箇所を減らし、漏水を防ぐシームテープ幅を細くするなどして驚きの軽さを実現している

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ザ・ノース・フェイス / クライムライトジャケット

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¥30,000(税抜)

サイズS〜XXL
カラーハイリスクレッド×スカレットセージ、他6色
素材ゴアテックスファブリクス3レイヤー
重量270g(L)

冬の低山にも使うことを考慮したレインウェア

軽さを求めながら、よりハードに活動するために耐久性も考慮したレインジャケット。サイドパケットを覆うフラップなどはラミネート加工が施されているので嵩張りが抑えられ、違和感が少ないよう考慮されている。夏山だけでなく、冬期の低山山行にも最適

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マーモット / ゼットビーコモドジャケット & パンツ

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ゼットビーコモドジャケット

¥24,000(税抜)

サイズS〜XL
カラーライム、他5色
素材ゴアテックスバックライトファブリクス2レイヤー
重量276g(L)

ゼットビーコモドパンツ

¥14,800(税抜)

サイズS〜XL
カラーアッシュカーキ、他1色
素材ゴアテックスバックライトファブリクス2レイヤー
重量215g(L)

奇をてらわない真摯な作りが好印象

切り替えや縫い合わせを減らすため、生地を極力切断しないワンパーツ構造ゼロパターンを採用することで軽やかさと耐久性、防水性が向上されている。柔らかな生地が心地よく、パンツは履きやすさを考慮して膝までジッパーが伸びているなど、細部へのこだわりがすばらしい

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アークテリクス / ゼータ LT ジャケット

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¥53,000(税抜)

サイズS〜XXL
カラーボンペイ、他2色
素材ゴアテックスバックライトファブリクス3レイヤー
重量335g(M)

究極の着心地を追求した一着

より困難な登山にも対応するよう耐久性を考慮した素材を採用しながらも、軽さとのバランスを計ったレインジャケット。同社だからこそ実現する高い着心地、高い防水透湿性と快適性はもちろん、ニット状の裏地によってこれまでにない柔らかさも実現している

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登山におすすめの防水透湿素性のレインウェア・パンツ

パタゴニア / クラウド・リッジ・ジャケット & パンツ

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クラウド・リッジ・ジャケット

¥30,000(税抜)

サイズXS〜XXL
カラーラクビーイエロー、他3色
素材H2Noパフォーマンス・スタンダード・3レイヤー
重量391g(M)

クラウド・リッジ・パンツ

¥19,000(税抜)

サイズXS〜XL
カラーブラック、他1色
中綿素材H2Noパフォーマンス・スタンダード・3レイヤー
重量309g(M)

多くの人たちが切望したレインウェアが登場

日本の自然環境で快適な登山を行えるように開発をスタートさせて、昨春に満を持して登場したレインウェアの大本命。開発には登山家で同社アンバサダーの花谷泰広さんたちが関わり、日本の山に適した透湿性、コンパクトさなど、各所に高機能を備えている

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ファイントラック / エバーブレスフォトンジャケット & パンツ

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エバーブレスフォトン ジャケット

¥23,000(税抜)

サイズS〜XL
カラーCB、他3色
素材エバーブレス3レイヤー
重量280g(M)

エバーブレスフォトン パンツ

¥16,000(税抜)

サイズS〜XL
カラーブラック、他6色
素材エバーブレス3レイヤー
重量205g(M)

レインウェアの新しい形を提案

伸縮性に富み、しなやかで肌触りのよい独自素材「エバーブレス」は、雨に降られ続けて生地の表面が濡れた状態でも高い透湿性をを発揮。細身のシルエットを採用したパンツがとくにすばらしく、足元の視認性に優れ、足上げもとても楽なので岩稜帯などの通過がとても快適に感じるだろう

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ミレー / テイフォン 50000 ストレッチ ジャケット & パンツ

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テイフォン 50000 ストレッチ ジャケット

¥26,000(税抜)

サイズXS〜XL
カラーフロスト、他6色
素材ドライエッジティフォン50000 3レイヤー
重量304g(M)

ティフォン 50000 ストレッチ トレック パンツ へザー

¥20,000(税抜)

サイズXS〜XL
カラーチャコールヘザー、全1色
素材ドライエッジティフォン50000 3レイヤー
重量230g(M)

こんなに柔らかで快適なんて驚き

7ミクロン厚という極薄メンブレンを使った独自素材「ドライエッジティフォン50000」は、24時間あたり50,000g/㎡という高い透湿性を備え、不快な蒸れを効果的に逃がしてくれる。伸縮性に富み、肌触りも滑らか。ひとランク上の快適さをもたらす一着

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マーモット / ゼロフロージャケット

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¥23,000(税抜)

サイズS〜XL
カラーオーシャンブルー、他3色
素材MemBrainストラタ2レイヤー
重量145g(L)

機能性にこだわった超軽量モデル

極細の12D糸を使った超軽量素材を採用しながら、前腹部切替から背面、両腕までをワンパーツ構造にしたゼロパターンを採用。ラミネート加工フードやベルクロ留めの袖口など機能性にもこだわり、ポケット内部にはベンチレーションホールが備わっている

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コロンビア / ピシーサンクチュアリレインスーツ

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¥27,000(税抜)

サイズS〜XXL
カラーアズール、他2色
素材オムニテック3レイヤー
重量603g(M)

基本に忠実に作ったレインコート

同社の独自防水透湿性素材として長い歴史をもつ「オムニテック」を採用し、雨具の基本を忠実に抑えながらリーズナブルに仕上げたレインスーツ。フロントジッパーはフラップ式の防水構造とすることで、止水タイプよりも確実に漏水を防ぐようにしている

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おまけ:もっと雨の登山を快適にする雨対策グッズ

レインウェア・パンツ以外にも、雨の山行を快適にする道具を紹介します。雨風などの厳しい環境から、身体以外にも道具・装備もしっかりと守ってくれる雨対策アイテムになります。

ドライバッグ

ドライバッグ
シートゥサミット / eVac ドライサック
内部に防水の大きな袋を入れて、その中に荷物をしまう。雨が降ってから慌てる必要がなくなる。

傘(登山用)

傘(登山用)
モンベル / U.L.トレッキングアンブレラ
小屋泊やテント泊の場合、食事や飲み物を買いに行ったり、トイレに行ったり、少し外にでたい時に持っていると便利なアイテムです。

レインハット

レインハット
ノースフェイス / ゴアテックスハット
小雨ときや樹林帯を歩くときは、フードの代わりにレインハットをかぶるのも良いです。視界が広く歩きやすくなります。

ゲイター

ゲイター
ノースフェイス / ハイベントショートゲイター
靴の足首まわりをカバーして、雨・砂・小石などから靴の中の侵入を防いでくれる道具になります。特に、小屋泊やテント泊の場合、雨や泥から靴の中やスボンの裾を守ってくれるため、身に付けているものをキレイに保つ事ができるので、室内でも快適に過ごすことができます。

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てくてくの人
登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。