凍えそうな寒さから手を守り、ケガの防止に役立つ手袋。
しかし、脱着しやすいもの、タッチパネルに対応したもの、メーカーやモデルも豊富で、種類はさまざま。どの手袋を選べばよいのか分からないという人も多いはず….
そこで、そんな方の疑問に答えるため、今回、手袋の種類や特徴、基本的な選び方を解説しつつ、おすすめのアイテムの紹介していきます。
それでは、いってみましょう。
登山用手袋が必要になる時とは?手袋の役割を知る
登山で、よく軍手を使用している人を見かけます。
軍手は、丈夫で手軽に入手できるので、日帰り登山やハイキングなどでは問題ありませんが、雨に濡れてしまった場合は大変です。乾きにくく、そのまま着用していると手を冷やす原因になってしまいます。
登山用の手袋には、低温、ケガ、日焼けなどから手を守ってくれる役割があります。普通の手袋よりも、さまざまな役割を果たしてくれます。
手袋の機能性を把握して、あなたの山行スタイルや季節に合わせて選ぶのが重要です。
グリップ力を高めてくれる
梯子や鎖場を登ったり、岩場を登ったり、急峻な登りの場合、素手で登るよりも、手のひらにグリップ性のある手袋をしていると安心。
怪我・紫外線から手の保護
岩場にある硬く鋭い岩や藪のなか枝などから、手を保護してくれる。
また、直射日光が強い場合、紫外線からも守ってくれます。
防水・防風などの寒さから守る*
風を通さず防水透湿のある手袋は、雨天時に活躍してくれます。透湿性があるものを選ぶと、汗でベタついたり、すぐに乾いてムレずに、長時間快適に使用することができます。
登山用手袋の種類と選び方
登山用手袋は大きく分けて5種類あります。素材や形や機能など、季節や用途によって、以下の種類に分類できるかと思います。
登山用手袋の種類
- フィンガーレスグローブ(指なしグローブ)
- 防風グローブ
- 防水グローブ
- インナーグローブ
- アウターグローブ(厳冬期用グローブ)
登山用手袋は季節・登山スタイルで選ぶ
登山用手袋は、季節、気温、標高、フィールドの状況など、行く山での利用シーンを想定して選ぶのがいいでしょう。
春・秋の場合
春や秋では、気温が低くなるので、保温性と操作性を両立した中厚手のものがおすすめ。タッチパネル対応であれば、手袋を外さずにスマホが操作可。
夏の場合
暑い夏は通気性の良いものやフィンガーレスタイプの手袋がおすすめ。
ただし、標高が高く夜間に行動する場合、気温が低くなるので、防寒性が高い手袋の方が良いでしょう。
冬の場合
冬の登山は、雪から手を守るため、防水性・保温性の高さが重要になってきます。中綿入りの手袋なら、保温性も高く指先を冷えから守ってくれます。 アウターグローブとインナーグローブを組み合わせると便利。
夏におすすめ登山用手袋!通気性が高くて快適
モンベル / クールグローブ
¥2,900(税抜)
素材 | ポリエステル |
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サイズ | S〜L |
カラー | 3色 |
メンズ / レディース用: | レディース用あり |
親指と人さし指はタッチパネル
通気性と吸水拡散性のある独自素材を採用。肌面をドライに保ち、真夏でも涼しさをキープする。小柄な女性の手にフィットするよう3サイズを用意し、ウィメンズ展開もある
ザ・ノース・フェイス / シンプルトレッキンググローブ
¥3,500(税抜)
素材 | ポリエステルなど |
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サイズ | XS〜L |
カラー | 5色 |
メンズ / レディース用 | ユニセックス |
通気性とグリップ力を特に考慮したモデル
手のひらは、全面的に合成皮革を用いて高いグリップ性を確保。手の甲はメッシュ素材で、通気性が高く熱気をこもらせない。5色あるカラーバリエーションのなかから選べるのも◎
秋・春におすすめの登山用手袋!保温性と機能性の両立
フォックスファイヤー / パワーストレッチグラブ
¥4,000(税抜)
素材 | ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン |
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サイズ | XS〜L |
カラー | 5色 |
メンズ / レディース用 | ユニセックス |
マウンテンハードウェア / パワーストレッチスティミュラスグローブ
¥3,300(税抜)
素材 | ポリエステル、ポリウレタン |
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サイズ | S〜L |
カラー | 1色 |
メンズ / レディース用 | ユニセックス |
冬におすすめの登山用手袋!保温性抜群
ファイントラック / エバーブレストトレイルグローブ
¥5,600(税抜)
素材 | エバープレス |
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サイズ | S〜L |
カラー | 3色 |
メンズ / レディース用 | ユニセックス |
シンプルなデザインでストレッチ性のあるレイン用
指の形に合わせたテクニカルな縫製で、立体的に指にフィット。ベルクロのテープすら排除したシンプルなカフ部分は、袖口のゴワつきを解消し、ウェアの袖口を重ねやすい
ファイントラック / エバーブレスアルパイングローブ
¥18,500(税抜)
素材 | 人工皮革素材 |
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サイズ | S〜XL |
カラー | 1色 |
メンズ / レディース用 | ユニセックス |
雨の日にも安心!防水性の高い手袋
ザ・ノース・フェイス / ハイベントレイングローブ
¥8,000(税抜)
素材 | - |
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サイズ | XS〜XL |
カラー | 2色 |
メンズ / レディース用 | ユニセックス |
初心者にもおすすめ!安くて機能性が高い登山用手袋
登山用の手袋はとても役立つアイテムですが、価格が3シーズン用は4000〜8000円ぐらい、冬用の手袋・グローブは、1〜2万円ぐらいと、非常に高価です。
低山のハイキングなど、そこまで高機能な手袋も必要ないという方も多いはず。安くてある程度機能性のある手袋はないものか?!
そこで、おすすめのメーカー・ブランドがあります。
工事関係者や作業員向けの衣服を販売している「ワークマン」です。
ワークマンは、工事現場など過酷な環境下を想定して作られた商品が多いため、とても丈夫で安くて使いやすいです。
そのため、登山・ハイキングなどにも利用できる商品を多く取り扱っています。手袋・グローブもとても安い値段で取り扱いをしているので、紹介しておきます。
ワークマン / クッショングローブ
¥580(税抜)
素材 | ポリエステル・ポリウレタン・人工皮革 |
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サイズ | M〜LL |
カラー | 1色 |
季節・山行に合わせて手袋を選べば失敗しない
登山用の手袋は少し高い買い物かもしれませんが、凍えるような寒さや日焼けや怪我などから手を守ってくれます。手元に一つでもあれば、とても役立つアイテムです。
日帰り登山・ハイキング、標高の高い山などの縦走、天候が変わりやすい山域、厳冬期などの寒い時期の登山など、体力や技術によって、人によってさまざまです。
登山用手袋の形状や機能を把握し、行く山での利用シーンを想定して選べば、自分の登山スタイルに合った手袋が見つかるはずです。
- てくてくの人登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。