登山中の挨拶はルールなの?することにどんな意味と役割があるのか

登山をする人たちがすれ違う時に交わす挨拶

街中ですれ違う人にはいちいち挨拶したりしないのに、なぜ登山に行くと人は挨拶を交わすのでしょうか。

この前初めて登山に行ったんですけど、知らない人からも
「こんにちは」「頑張って」
などと声をかけられてびっくりしました。

確かに街中ではいちいち挨拶したりしないからね。
けど、登山中に挨拶することは単なる形式的なものでなく、意味のある行動でもあったりするんだよ。

一体なんのために人は登山中に挨拶をするのでしょうか。

何か山ならではのルールのようなものがあるのでしょうか?

知らないと損することがあるのかもしれません。

登山中に挨拶をするのはなぜか

登山をしているとすれ違う時に「こんにちは」「頑張ってね」そんなふうに声をかけられることがあります。

また、道を譲った時には「ありがとう」「お先に」など一声かけられると気持ちが良いですね。

そのように登山中に声を掛け合い挨拶するのにはどんな意味があるのでしょうか。

もじゃまるさんのYouTubeで紹介されていました。

  • すれ違いの注意喚起のため
  • 見守り

とのことでした。

またここで紹介されている以外にも

  • 挨拶は道徳として基本だから
  • 情報交換の役割がある

などもあります。

すれ違いの注意喚起とは

「こんにちは」と声をかけることで、自分がそこにいるというアピールになります。

すれ違いますよ、あなたの近くを通りますよ、という意思表示になります。

例えば後ろを向いて立ち止まっている人が急に動き出してぶつかったりすることを防いでくれます。

登山道の中には狭い道もあります。

ぶつかって滑落する危険性もあるので、しっかりと声をかけて通ることで自分の身を守ることにもつながります。

見守りとは

もししゃがみ込んでいる人がいた場合「こんにちは」と声をかけて返事がなければ、何かあったのだろうか?と気がついてあげられるきっかけになります。

そして挨拶の声を掛け合うことで相手の記憶に残る可能性が増えます。

道徳的なこと

人に挨拶をすることは普通に生活していても大切なことですね。

なのですれ違う人に一言かけることは礼儀的な部分が大きいと思います。

今は何時だから「おはようございます」なのか「こんにちは」なのか?など難しく考えずに、気軽に挨拶してみましょう。

情報交換の役割

事前に山の情報をネットで調べて行ったとしても、直前の気候により変わっている場合があります。

また下山してくる方から「あとちょっとだよ」など声をかけてもらえると、あと少し頑張ろう!と気力も湧きますね。

情報交換については後でもう少し詳しく書きたいと思います。

誰かの記憶に残ることがなぜ役に立つのか

山では遭難する可能性があったり、何が起こるかわかりません。

特に人の少ない山に登る場合、人と挨拶をしたということが大きな意味を持つことがあります。

挨拶の声かけをしあったことで、相手の記憶に残る可能性が大きくなります。

今はGPSを持っている人もいますし、事前に登山届は出していくとは思いますが、計画通りにいかない場合もあります。

遭難した場合は、早く探すことが生存率をあげることに重要です。

  • あなたを目撃してくれた人・あなたが目撃した人、目撃者の証言は非常に大切
  • どのあたりまで登ってきていたのか、下ってきていたのかがわかると捜索に役立つ

登山届の重要性についてもてくてくサイト内で紹介していますので、ぜひ目を通してみてくださいね。

(内部リンクを貼る)

情報交換の意味もある

先にも少し紹介しましたが、登山中に挨拶をしたりお話をすることで情報が得られることがあります。

下ってくる人は、自分が今からいく場所を先に通っているので最新の情報を教えてもらえます

こんにちは!
この先に気をつけたほうがいい場所があったりしますか?

昨日の雨で、小川が増水していて道もぬかるんでいるから気をつけて!
増水している先で、枝が折れて飛び出している場所もあったから、下ばかり見て歩かずに上にも気をつけてね。

このように危険箇所があることは稀かもしれないですが、知っておくことは心構えにもなります。

とはいえ挨拶したくない時もある

大人数で登山をしているグループや、そもそも登山者が多く混雑しているようなルートですと、都度挨拶をしているとキリがありません。

挨拶をしたくないな、と思う時もあると思います。

そのような時はグループの最初と最後や、してきた人に返す程度でも良いと思います。

ストレスや負担にならない程度に、無理はしなくて良いと思います。

今のご時世、声を発することに抵抗がある

今は新型コロナウイルスの影響もあり、声かけをすることが憚れることもあると思います。

また、マスクをして登山をしていると、それだけでもしんどいのに声かけまでするのは体にも負担があるかと思います。

今はハンドサインや会釈も上手に使って挨拶すると良さそうですね。

まとめ

登山の時に挨拶をするのは

  1. すれ違いの注意喚起
  2. 見守り
  3. 挨拶は道徳
  4. 情報交換

のためということがわかりました。

コロナ禍では声をかけることもしにくいかもしれませんが、会釈だけでもすると気持ち良くすれ違えそうですね。

誰かに覚えておいてもらうことは、コロナ禍であっても大切なことだと思います。

挨拶の仕方については臨機応変に対応していくとことが安全で快適な登山につながると思います。

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てくてくの人
登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。