登山するうえで気をつけたいのが大荒れの天候。
最近、山の天気情報はテレビやインターネットなどで調べることができますが、一般的には麓の天気予報なので、参考程度にしかなりません。
いざ山に入ったら雨だった、なんてことはよくあるケースです。
そして、予想外の悪天候は、気象遭難事故を起こす可能性もあります。
そこで、今回、登山するうえで気をつけたい大荒れの天候が予想される天気図を10種類ほど紹介していきます。これらの天気図の条件に当てはまる場合、天候が崩れるため、山への登山は中止したい。
天気図1:日本海低気圧
低気圧が日本海を発達しながら北海道へ向かうと全国的に大荒れになります。
- 通過前は強い南風と気温上昇
- 通過後は、日本海側の山岳で大荒れ
「日本海低気圧」の天気図の特徴
日本海低気圧とは、日本海を北東に進み、北海道方面へ達する低気圧のこと。この場合、日本列島の大部分の山が低気圧の南側に入ると、山岳では次のような気象が想定されます。
【特徴1】低気圧や寒冷前線の通過前
南寄りの風が稜線や南側が開けた尾根上を中心に非常に強まり、平地では天気の崩れが小さいが、南側に海がある山岳を中心に、にわか雨が降りやすい。気温が上昇し、冬でもこうした気圧配置が現れるときは、中部山岳の稜線で雨となることも。強風による転・滑落、湿雪雪崩、雪塊や雪庇の崩落、沢の増水などに警戒が必要となる。
寒冷前線が通過する際は、南風が急に弱まり、強いにわか雨となる。
【特徴2】低気圧や寒冷前線の通過後
北西風が日本海側の山岳を中心に強まり、日本海側の山岳では暴風雪の大荒れの天気に。気温が急激に下がり、はじめ雨のところも雪に変わっていく。これは低体温症を起こしやすい気象条件といえる。暴風雪による行動不能、転・滑落、乾雪雪崩、視界不良による道迷い、雪庇踏み抜き、テント倒壊・埋没などに厳重な警戒が必要となる。
天気図から「日本海低気圧」を見極めるポイント
- 実況天気図と予想天気図とを比べて、低気圧の中心気圧が12時間以内に6hPa以上、24時間以内に10hPa以上、下がっているときは山岳で荒れた天気に。また、24時間以内に24hPa以上下がる低気圧は、”爆弾低気圧”と呼ばれ、山岳では大荒れ、平地でも災害が発生するレベルになります。
- 日本海側の山岳では寒冷前線が通過する時間帯を予想天気図から推測しよう。前線通過前には森林限界より下までエスケープしたい。
天気図2:南岸低気圧
冬に本州の南海上を低気圧が発達しながら東進したら太平洋側の山岳で大雪になります。
- 冬は首都圏や京阪神近辺の山岳でも大雪に
- 低気圧の発達度合いや、通過コースが重要
- 通過後に日本海側の山岳で大荒れとなることも
「南岸低気圧」の天気図の特徴
低気圧の通過するコースを見極めることが重要
南岸低気圧とは、台湾付近や東シナ海で発生した低気圧が日本の南海上を東に進み、関東の東海上、あるいは三陸沖へと達する低気圧のこと。日本海低気圧とは逆に、日本列島の大部分で低気圧の北側に入る。
低気圧が通過するまで
標高の低いところでは東寄りの風となり、沿岸部の山岳を中心に強まる。低気圧に近い太平洋側の山岳を中心に風雨となり、冬には関東甲信地方の平野部や、関東から西の太平洋側の山岳で大雪となることも。里山でも降雪となるため、積雪や凍結によるスリップ、風の強まる山では低体温症にも注意が必要。大雪となる場合は、沢筋を中心に雪崩が起きることも。また、低気圧が陸地に近いコースを通り、急速に発達する場合には、広い範囲で大荒れの天気に。
低気圧が通過した後
低気圧が関東の東海上をそのまま東へ離れていく場合には、日本海側の天気の崩れは小さい。だが、三陸沖に北上しながら発達する場合は、日本海側の山岳で天候が急変し、大荒れの天気に。警戒事項は日本海低気圧の通過後と同様。
低気圧が通過するコースとタイミングを事前にチェックしよう。
天気図から「南岸低気圧」を見極めるポイント
- 実況天気図で台湾や東シナ海に低気圧や前線のくびれが発生したら、南岸低気圧となる恐れがある
- 予想天気図で南岸低気圧の進路をチェックする。目安は八丈島。これより北側を発達しながら通過する場合は中部山岳中・南部や太平洋側の山岳で大荒れに。八丈島付近を通過する場合は首都圏や京阪神付近の低山でも大雪に。
天気図3:低気圧通過後の冬型
秋から春に発達した低気圧が日本列島の東へ移動すると、日本海側の山は大荒れになります。
- GWや秋の連休に北アルプスで猛吹雪に
- 気象遭難がもっとも発生する気圧配置
「低気圧通過後の冬型」の天気図の特徴
一般に太平洋の山では、低気圧の接近・通過時に天候が悪化することが多い。それに対して、日本海側の山では、低気圧の接近時よりも通過後に荒れることという違いがある。
とくに低気圧が発達しながら三陸沖に北上すると、日本付近では等圧線が縦縞模様となって込み合い、西高東低の冬型の気圧配置となる。
それによって、全国的に北西風が吹き、日本海側や北日本、中部山岳では暴風雨(雪)となることが多い。秋や春でも北アルプスや北日本の山岳などでは吹雪となる。
低体温症による事故のほとんどは、この気圧配置時に起きている。とくに等圧線の間隔が狭い場合には、稜線では行動不能になるほどの暴風となる。風下側の山麓の天候と、稜線とでは大きく天候が違うことを想定して、くれぐれも慎重に行動したい
天気図から「低気圧通過後の冬型」を見極めるポイント
- 低気圧が通過する前、低気圧の西側で等高線が縦縞模様となり、込み合っている
- 予想天気図で低気圧の中心気圧が24時間以内で10hPa以上下がっている
- 予想天気図で低気圧が通過した後、目的の山岳付近の等圧線が縦縞模様、あるいは北西から南東方向に走り、込み合っている場合
天気図4:台風通過後の冬型
台風が関東から三陸沖を北上するパターン。低気圧に変わっても要警戒です。
- 台風が温帯低気圧に変わっても要注意
- 台風が通過する前は太平洋側の山岳で、通過後は日本海側の山岳で大荒れ
「台風通過後の冬型」の天気図の特徴
秋山では、台風が通過した後に気象遭難が起きている。「台風が通過=天気回復」は太平洋側の平地や関東周辺など一部の山岳のこと。日本海側の山岳では、低気圧通過後の状況と同じで、台風が通過した後に大荒れの天気となる。
秋の台風は、関東の南海上から東海上、三陸沖へと北上していくことがしばしばあり、このようなコースを取るときは要警戒。通過後に日本付近で等圧線が縦縞模様になり、込みあるからだ。また、台風が温帯低気圧に変わることもあるが、これは必ずしも台風が弱まって温帯低気圧に変わるということではない。暖かい空気だけでできている台風が、北上するにつれて北極から南下してくる冷たい空気にふれると、構造上台風でいられなくなり、温帯低気圧に変わるのだ。温帯低気圧は暖かい空気と冷たい空気の温暖差が大きいほど発達する。もともと台風は非常に暖かく湿った空気を持っている。
そこに冷たい空気が入るので、温帯低気圧が発生する条件がそろう。したがって、「台風が温帯低気圧に変わる=安全」では決してない。予想天気図で台風から変わって温帯低気圧が発達するかどうか、また日本付近で等圧線が込みあうかどうか必ずチェックしよう。
天気図から「台風通過後の冬型」を見極めるポイント
- 予想天気図で台風が通過した後の気圧配置をチェック。等圧線が縦縞で込み合っているかどうか調べる
- 秋や春の時期は、等圧線が込み合っている部分が日本列島の一部のみのことも。それが北日本のみの場合は、中部山岳では天気が回復する。また、西日本のみの場合は、中部山岳以北では現時点で天気がよくても、等圧線が込み合ったエリアに入った途端に天気が急変する恐れがある。予想天気図で必ずチェックしよう。
- 台風が通過するコースを予想天気図でチェック。関東沖から三陸沖へと北上するときは要警戒
天気図5:梅雨前線
梅雨前線上のくびれや低気圧に注目。前線上のくびれや低気圧の南側では大雨・強風が強まります。
- 梅雨前線上のくぶれに注目
- 南海上の台風や熱帯低気圧をチェック
- 前線の南側で風雨が強まる
「梅雨前線」の天気図の特徴
6月上旬から7月中・下旬にかけて九州から東北地方は梅雨をもたらすのが梅雨前線。梅雨前線は停滞前線のひとつで、夏と春の境目にできる。梅雨前線の活動が活発になると、前線付近や前線の南側で大雨が降る。また、高い山では前線の南側に入ると風も強まり、稜線では荒れ模様の天気となります。
梅雨前線は、前線上のくびれや低気圧があったり、前線の南側に台風や熱帯低気圧がある場合、活動が活発になります。前線上にくびれができると、その南側では集中豪雨が起こりやすい。くびれは前線の南側にある暖かく湿った空気の勢いが強く、前線を押し上げるためにできる。そのため、くびれの南側では暖かく湿った空気が上昇して積乱雲が発生しやすい。天気図上でこのようなくびれが予想されるとき、くびれの近くやその南側に入る山への登山は中止したほうが無難である。また、くびれや低気圧の南側に入るとき、中部山岳や東北地方の日本海側の山岳などでは西風が強まって荒れ模様の天気となることが多い。
天気図から「梅雨前線」を見極めるポイント
- 予想天気図で梅雨前線の位置をチェック。前線の近くに目的の山がある場合は天気が悪くなることが多い。
- 予想天気図で前線上に低気圧やくびれがないかどうかチェック。それらの南側に入るときに風雨が強まる
- 逆に、梅雨前線が南側に凹字側に張り出している部分では前線の活動が弱まっており、その北側では梅雨の晴れ間が期待できるチャンス
天気図6:寒冷低気圧
上空に寒気をともなった低気圧の周辺は大気が不安定になります。上空の寒気をともなった低気圧の東側や南側では落雷に注意しましょう。
- 前線を持たない小さな低気圧に要注意
- 寒冷低気圧の南東側では落雷に要警戒
- 動きが遅いときは2〜3日注意
「寒冷低気圧」の天気図の特徴
寒冷低気圧とは、上層に強い寒気を持っている低気圧だ。地上付近はそれほど冷たい空気に覆われていないので、低気圧の周辺では上層と地上付近との温度差が大きく、いわゆる大気が不安定となっている。とくに低気圧の東から南東側にかけては、暖かく湿った空気が地上付近に流れ混むので積乱雲が発生することが多く、落雷やゲリラ豪雨などに注意する必要がある。この低気圧が停滞するときは、2〜3日同じような状況が続き、あちことで雷雨となるので、登山では、積乱雲の動きを雨雲レーダーや衛星画像で観察するなど充分に注意した。
また、雷は昼過ぎから夜のはじめにかけて発生することが多い。これは日中暖められた空気が上昇気流となって雲が発生するからだ。しかし、寒冷低気圧による雷はどの時間帯でも発生する恐れがあるので、予想天気図で低気圧の近く時間を必ずチェックしよう。
天気図から「寒冷低気圧」を見極めるポイント
- 寒冷低気圧が天気図上にあるかチェック
- 寒冷低気圧の南東側ではとくに、積乱雲が発達しやすいので、その位置に目的とする山が入るかどうか必ず確認しよう
- 寒冷低気圧周辺で雷雲が発達する場所は、低気圧によって異なるので、出発前に雨雲レーダーでどこで雲が発達しているのかチェックしよう
天気図7:日本海から前線南下
秋雨前線が現われたら悪天を警戒しましょう。盛夏に前線が日本海から南下する気圧配置は落雷に注意が必要。
- 夏に日本海から前線が南下するときは、落雷、ゲリラ豪雨に要警戒
- 前線から500km以内で雷雲発達に注意、とくに300km以内では要警戒
「日本海から前線南下」の天気図の特徴
梅雨が明けると、日本列島は太平洋高気圧と呼ばれる、南東海上にある高気圧に覆われることが多くなる。ただ、夏中ずっとこの高気圧に覆われている年は少なく、だいたいひと夏に1〜2回は高気圧の勢力が南海上へ後退する。そのときに現われるのが秋雨前線だ。
梅雨前線が春と夏の季節を分ける前線だったのに対し、秋雨前線は夏と秋の季節を分ける前線である。この前線が朝鮮半島や日本海に現われたら要警戒。前線の南側では、太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が入り、積乱雲が発達しやすい。そして広い範囲で落雷やゲリラ豪雨が発生する。最も多いパターンは早朝に日本海沿岸で雷雲が発達し、日中日本海側から内陸の山岳へと移動、午後から夕方に太平洋側の山岳、夕方以降に東京など都市部に達するものである。いずれにしても前線の南下にともない、雷雲は南下し、日本海側から太平洋側へと移っていく。この前線が現われたときは、予想天気図で前線の動きをチェックし、その南側300km以内に入る山岳では、落雷や沢の増水などにとくに注意しよう。
天気図から「日本海から前線南下」を見極めるポイント
- 前線や前線をともなった低気圧が朝鮮半島や日本海にあるかどうか
- 予想天気図で前線が南下する場合、目的の山がいつ前線の300km以内に入るか。
- 衛星画像や雨雲レーダーで日本海側に帯状に連なった、発達した雲がないかをチェック。前線が南下する場合は、その雲が南下することが確実。
天気図8:秋雨前線+台風
秋雨前線と台風のコンビは要注意です。日本列島に秋雨前線が停滞し、南海上から台風が北上したら長雨と風雨に警戒しましょう。
- 秋雨前線停滞時には、南海上の台風に注意
- 北海道の山岳では、台風単独で遭難多発
「秋雨前線+台風」の天気図の特徴
9月になる、日本列島を覆っていた太平洋高気圧の勢力が徐々に弱まり、シベリア方面から冷たい空気が流れ込むようになってくる。夏の暑い空気と、秋の涼しい空気との間にできるのが秋雨前線だ。梅雨前線ほど長期間、日本列島に横たわることは少ないが、8月中旬から10月中旬に日本列島に停滞前線があれば、それは秋雨前線である。
この前線があるときに、日本の南海上から台風が北上してくると、前線の活動が活発化し、前線付近で雨雲が発達する。前線付近や南東側に海がある山岳では台風が離れた位置にあるときから大雨となり、台風が接近すると暴風雨になる。つまり、この気圧配置のときに山に入ると、長く荒天が続く恐れがあり、山中に閉じ込められてしまう可能性がある。また、近年は梅雨前線が停滞しているときに、台風が北上してくることもある。 このようなときは、とくに中部山岳や日本海側、西日本の山岳で荒れ模様の天気となりやすい。予報天気図でこのような気圧配置が予想されるときは、縦走などの長い山行は中止したほうがよい。あmた、北海道の山岳では台風単独の遭難事故が多い。気象庁が発表する進路予想図よりも早めに襲来する可能性も考えよう。
天気図から「秋雨前線+台風」を見極めるポイント
- 日本列島に停滞前線が停滞していないか
- 台風が南海上から北上しているしていないか
- 予想天気図や台風の進路予想図で台風や前線の動きに注意
天気図9:強い冬型
日本海側の山岳で風雪が強まる気圧配置のこと。冬に西高東低で等圧線が縦縞なら日本海側の山では大雪に注意が必要です。
- 等圧線が縦縞模様で込み合うかをチェック
- シベリアに1050hPa以上の高気圧があるか?
- 500hPaでマイナス36度以下の寒気が南下するか?
「冬型」の天気図の特徴
冬になると、シベリアやモンゴル方面など天気図の左上に高気圧、千鳥列島やオホーツク海、日本の東海上に低気圧という、西の気圧が高くて東が低い「西高東低型」の気圧配置になる。等圧線は南北方向に走る縦縞模様になる。冬型の気圧配置になると、シベリア方面から冷たい北西の季節風が吹く。シベリアと日本の間には日本海があり、冬でも海水温が10度を下回ることは少ない。一方でシベリアから来る寒気は強いときで1500m上空でマイナス12度以下。この季節風が日本海を渡す間に、もともとは冷たくて乾いた空気が下のほうから暖められて水蒸気の補給を受けるため、大気が不安定となり、雲が発達していく。さらに、日本列島の山にぶつかって上昇気流が強まり、積乱雲へと発達して日本海側に雪や雨をもたらします。
冬型の気圧配置が強まると、森林限界を超える山では暴風雪となり、視界も著しく悪くなて登山には非常に厳しい状況になる。冬型が強まるかどうかの見極めは、以下の3つのポイントを参考に。また、冬型が続くと、北アルプスや日本海側の山岳では稜線からの脱出が困難になる。
天気図から「冬型」を見極めるポイント
冬型が強まるときのポイント
- 等圧線が縦縞模様で込み合っている
- 500hPaでマイナス30度以下の寒気が南下する。とくに、マイナス36度以下の寒気が北陸地方に入ると、中部山岳北部や上信越の山岳で大雪になる。
- シベリアにある高気圧が1050hPa以上ある。
冬型が続きときのポイント
- 中国大陸南部や東シナ海に高気圧がない
- 500hPaでマイナス30度以下の寒気が中国大陸や朝鮮半島で北上していない
- シベリアにある高気圧の動きが遅く、1040hPa以上の勢力がある
天気図10:冬の擬似好天
擬似好天は予想天気図で見破れます。風雪の後一時的に天気が回復しても数時間後に再び吹雪になるケースも。
- 日本海西部に小さな低気圧があるか
- 等圧線の間隔が広がるか
- 低気圧の周辺や西側に強い寒気があるか
「擬似好天」の天気図の特徴
冬は、日本海側の山岳では悪天が続き、晴れる日が少ない。そのため、北アルプスや日本海側の山岳を縦走するときは、わずかな晴れ間に可能なかぎりスピーディに行動できるかどうかがカギになる。しかしながら、その晴れ間が一時的なものなのか、それとも1日続くものなのかを見極めることができないと、天候が回復して行動を開始した後に、稜線などの厳しい場所で悪天につかまり、身体窮まって致命的な事故につながることもある。
このように、一時的に天気が回復してその後に急変するような天気を「擬似好天」といい、昔から登山者に恐れられている。擬似好天が現われる気圧配置のうち最も多いのが、日本海西部に寒冷低気圧が現われるもので、次に多いのが、寒冷前線が通過した後、冬型が強まるまでの一時的な天候回復である。
こうした気圧配置が予想されるときは、予想天気図で低気圧や前線の通過後に、縦縞模様の気圧配置にならないか、あるいは等圧線が込み合わないか必ずチェックしよう。もし、そうなる場合、好天は長く続かず、数時間後には風雪強まる荒れ模様の天気となるだろう。
天気図から「擬似好天」を見極めるポイント
- 日本海西部に小さな低気圧がある
- 低気圧の東側で等圧線の間隔が広い
- 低気圧が通過した後、冬型の気圧配置に
- てくてくの人登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。