最近、中々旅行などにも行きづらく、密を避けて「登山でテント泊をしてみたい!!」とテント泊を検討する方が増えてきています!
ですが、テントは安い買い物ではありません。コスパがいい登山用のテントがあれば…と探している方も多いと思います。
コスパがいいと言っても安すぎてすぐに壊れたり、使い物にならない!なんてこともあり得ます。
この記事ではなるべく失敗せずに「買って良かった!!」と思えるコスパ最強の登山用テントをテント泊経験者が厳選し3つご紹介します。
この前安いテントを買ったんだけど、すぐに壊れちゃったんだ…
コスパでテントを選ぶときは絶対おさえておくべきポイントがあるんだ。
今回はそのポイントをしっかり確認して自分に合ったテントを見つけていこう!!
3つに厳選!!コスパ最強2万円以内で買える登山テント
登山テント泊経験者がコスパで選ぶなら「これを買っておけば間違いない!」と厳選したテントはこの3つです。
- soomloom(スームルーム):景山
- ネイチャーハイク:クラウドアップシリーズ
- 3F UL GEAR:LANSHAN
登山用のテントの相場は4〜10万円以上ですが、今回紹介したテントはどれも2万円以下で購入できるコスパ最強テントです!
この3つのテントは、コスパで選ぶときに最低限おさえておきたい4つのポイントをクリアしています。
どれを選んでも快適に登山のテント泊を楽しむことができますよ!
最低限おさえておきたいポイントはこの4つ。
- 耐水圧3000mm以上
- 重さ2kg以内
- 使用人数+1人分のサイズ
- 初心者はダブルウォール×自立式
さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
「いろいろ考えるのがめんどくさい!!」という人は、この3つの中から自分が好きなデザインのテントを選べばOKだね。
経験者が厳選してくれたのはありがたいな〜!
それぞれのテントの特徴を詳しく教えて!
【スームルーム|景山】Amazon評価★4.2の激安テント
このテントは「登山でテント泊をしてみたいけど、予算は最小限におさえたい!」そんな方にぴったりのテントです。
なんと1万円でおつりがきてしまうという驚きの価格でありながら、耐水圧3,000mm、重さ2kgを下回っていてるまさにコスパ最強のテントです。
ダブルウォールで自立式という構造も、初心者が設営のしやすく快適に過ごしやすいポイントでもあります。
主な機能は表のとおりです。
製造 | soomloom |
テントの名前 | 景山 |
参考価格 | 9,970円〜 |
耐水圧 | 3,000mm |
重さ | 1.9kg(1900g) |
構造 | ダブルウォール・自立式 |
収容人数 | 1〜2人 |
ここまでいい情報ばかりでしたが、悪い情報もみておきましょう。
Amazonの口コミでは縫い目の防水テープ(シーム)や縫製の甘さが見られるとの指摘がされているので、ハズレを引く可能性は覚悟しておいた方がいいでしょう。
残念、シールが甘いのか雨漏り
インナーテントの出入り口のファスナー縫いつけ部分が、使用2回目で早くもほつれてきました。
非常に重要な箇所となり、このままでは、問題がありますので3回目はないですね。
引用:Amazon評価
残念な口コミもありますが、それでも159件(2021.1現在)のAmazon評価のうち、97%の人が★3つ以上を付けているところを確認すると、値段の割には良い商品と多くの人が判断しているようです。
soomloom(スームルーム)景山の特徴をまとめるとこのとおりです。
景山の特徴
・テント設営に必要なものが全てそろっているから初めてでもこれだけ買えばでOK!
・安いのにダブルジッパー・ランタンフック・小物入れあり!
・Y字が2つつながったような形がわかりやすくて設営が簡単!
【ネイチャーハイク|クラウドアップ】コスパがいいテントの代表格!!
このテントはコスパがいいテントの中でも「設営のしやすさと軽さを重視したい!」という人にピッタリなテントです。
このクラウドアップは先に紹介したスームルームの景山と同じ構造で見た目も似ていますが、景山より重さが約200gも軽い作りになっています。
経験上、荷物が重すぎると急登で後ろに引っ張られる感覚になり恐怖を感じやすく、肩や腰への負担も大きくなります。そのため100gでも荷物が軽くなるというのは登山テント泊で重要なポイントです。
ネイチャーハイクのクラウドアップの主な機能は表のとおりです。
製造 | ネイチャーハイク |
テントの名前 | クラウドアップ |
参考価格 | 14,800円〜 |
耐水圧 | 3,000〜4,000mm |
重さ | 1.73Kg〜(1730g〜) |
構造 | ダブルウォール・自立式 |
収容人数 | 2人 |
こちらのテントは4シーズン対応と記載ありますが、Amazonの口コミでは「冬の使用は寒くて無理!!」との記載が目立ちます。寒さ対策としては雪用のスカート付きもあるので真冬に使う予定がある人は、スカート付きを検討するのが良さそうです。
▼スカートとは、風や雪の侵入を防げるようテントの裾が長くなっている部分を指します。
ネイチャーハイクのクラウドアップの特徴をまとめるとこのとおりです。
クラウドアップの特徴
・ほとんど同じ形の景山より軽い1,730g!収納サイズも小さい!
・Naturehike公式ショップで買うと12ヶ月の保証とカスタマーサポートがついていて安心!
・Y字が2つつながったような形がわかりやすくて設営が簡単!
【3F UL GEAR|ランシャン】テント場で目立つオシャレな超軽量テント
このテントは、コスパがいいのはもちろんだけど「人とは違うオシャレなテントがほしい!」そんな人にピッタリなテントです。
日本でメジャーな登山用テントは先に紹介した景山やクラウドアップのような形のテントが多いため、登山経験者としても「おっオシャレなテントだな」と目が惹かれてしまいます。
レビューも少ないという所をみると、まだ持っている人が少ないテントで希少性は高いと言えるでしょう。
3F UL GEARのランシャンの主な機能は表のとおりです。
製造 | 3F UL GEAR |
テントの名前 | LANSHAN |
参考価格 | 19,999円 |
耐水圧 | 4,000mm以上 |
重さ | 1.361kg(1361g) |
構造 | ダブルウォール・非自立式 |
収容人数 | 2人 |
フライシートだけでタープのようにも使えるので、登山のテント泊意外でも活躍の場があるのも魅力的です。
3F UL GEARのランシャンの特徴をまとめるとこのとおりです。
ランシャンの特徴
・景山より500g以上も軽い1361g!
・形が独特で他の人とデザインがかぶらなくてオシャレ!
・フラーシートだけでタープとしても使える!
・ペグダウン(杭を地面にうつこと)やストックを使っての設営に慣れが必要
2万円以内で買える3つのテントを徹底比較!!
それぞれの機能を比較していきましょう。
製造 | soomloom | ネイチャー ハイク | 3F UL GEAR |
テントの 名前 | 景山 | クラウドアップ | LANSHAN |
参考 価格 | 9,970円〜 | 14,800円〜 | 19,999円 |
耐水圧 | 3,000mm | 3,000〜4,000mm | 4,000mm以上 |
重さ | 1.9kg (1900g) | 1.73Kg〜 (1730g) | 1.361kg (1361g) |
構造 | ダブルウォール 自立式 | ダブルウォール 自立式 | ダブルウォール 非自立式 |
収容 人数 | 1〜2人 | 2人 | 2人 |
※2022年1月現在の価格です。購入時には価格が変わっている可能性があります。
比較をまとめてみると以下のとおりです。
- 最安値はスームルーム景山
- 最軽量は3F UL GEARランシャン
- 設営が楽なのは景山・クラウドアップ
耐水圧は中雨に耐えられる程度が2000mmと言われているため、全体的に同じくらいの機能といえるでしょう。
収容人数は、1人で使用する場合どのテントも余裕を持って使えそうです。
結局どれが1番いいの??自分に合ったテントを選び出す!!
今回厳選したテントの中でも迷ってしまう人は、構造から選ぶことをオススメします。
初心者向け!自立式(ドーム型)
・スームルーム 景山
・ネイチャーハイク クラウドアップ
構造がわかりやすく、設営が楽。
ペグダウン(杭を地面に打つ)が不要で初心者向き。
慣れてる人向け!非自立式
・3F UL GEAR ランシャン
登山用ストックを骨組みとする構造。
ペグダウン(杭を地面に打つ)が必須。設営に慣れが必要。
それでも迷ってしまう人は、以下の点を参考にすると自分にピッタリのテントを選び出すことができますよ!
- 値段と重さ
- 比較表のとおり、値段と重さの良いところ取りは難しいです。自分が妥協できる範囲を見つけましょう。
- 非自立式は圧倒的に軽い
- 骨組みに登山用ストックを使用するため、圧倒的な軽さとなります。(3F UL GEARランシャン)
平らにたたんでかさばらないよう収納の工夫もできます。 - メーカーの認知度・信頼度
- ネイチャーハイクは、2020年に日本での本格展開が始まってから、日本のアウトドアマンの中でも認知度・信頼度が高くなってきているメーカーです。
一方、soomloom(スームルーム)や3F UL GEARは日本での認知度は低く、マイナーなメーカーと言えるでしょう。
買う前に知っておきたいテントの寿命
実はテントには寿命があると言われています。
買ってから何年くらい使えるのか、前もって知っているとさらに後悔しない買い物ができるようになりますね!
テントの寿命やメンテナンスについて詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください。
やま男くんは自分に合ったテントを見つけ出せたかな?
ぼくはテントの設営に慣れてないし、なるべく安いのがいいから、ドーム型の景山かな!
自分に合ったテントが選べたみたいだね。
ところで、フロア(床)なしのテントもあるって知ってる?
番外編:上級者むけ床なしテント?!
テントと言えば当然床があるものを思い浮かべますが、床が無くても雨風をしのぐことはできます。
床がないということは、その分テントの重量は軽くなります。
▼460gの超軽量テント
このDDスーパーライトピラミッドテントは、ストックを骨組みとして使用するので、テントの重さはなんと460g!!
このように軽さを重視したスタイルを追求する人をウルトラライト(UL)ハイカーと言ったりします。
テント泊に慣れて、より身軽な登山を目指すなら床なし(フロアレス)テントも選択肢になるでしょう。
▼UL(ウルトラライト)が気になった人はこちらもチェック
テントと一緒にそろえたいマットや寝袋はこちらの記事が参考になりますよ!
まとめ
「登山でテント泊をしてみたい!!」という方に向けて、コスパ最強のテント3つをご紹介しました。
- スームルーム:景山
- ネイチャーハイク:クラウドアップ
- 3F UL GEAR:ランシャン
この3つのテントは、コスパで選ぶときに最低限おさえておきたい4つのポイントをクリアしています。
どれを選んでも快適に登山のテント泊を楽しむことができるテントなので、自分に合ったテントを選んでみてくださいね!
- てくてくの人登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。