今回のてくてく登山は初心者の方におススメの高尾山登山コース1号路を紹介いたします!
二人とも高尾山って登ったことあるかな?
興味があったので調べてみたのですが、実際まだ登ったことはありません。なんとなく初心者にはハードルが高いような気がしてしまって。
いざ登ろうと決めたのですが、初心者でも無理なく登れるコースってありますか?
こんな疑問や不安を感じていてまだ高尾山に登ったことがないという方も多いのではないでしょうか?
そんな初心者の方にズバリおススメしたいのが登山コース1号路です!
初心者でも問題なく登れ、見どころも満載な1号路をご紹介いたします!
「1号路」は初心者でも気楽に登れる!
高尾山は初心者から経験者まで幅広い人気ですが、その人気の秘密や1号路がおススメな理由について紹介いたします!
ミシュラン三ツ星獲得で登山者数世界一!
高尾山は、素晴らしい自然の維持とアクセスの利便性が評価され、2007年にミシュラン・グリーンガイドで最高評価の三ツ星を獲得しました。
その後登山者は年間300万人に激増し、「世界一登山者が多い山」として世界中に知れ渡りました!
詳細はこちらをご覧ください!
初心者には最も登山者が多いメインコースの1号路がおススメ!
そんな高尾山で初心者に最もおススメなのが1号路です!
コース名 | 1号路(表参道コース) |
山頂までの距離 | 約3,800m |
所要時間 | 上り100分・下り90分 (ケーブルカー・リフト利用時 上り50分・下り40分 |
難易度 | (2 / 5.0) (1 / 5.0) |
コース概要 | 薬王院までの参道はすべて舗装されており、そこから山頂までの区間のみ未舗装だが登りにくさはさほど感じない。休憩所や売店も多く、トイレにも基本的に困らない。ケーブルカーやリフトに乗れば、老若男女気楽に山頂まで行ける。 |
1号路詳細 | こちら |
スタートの清滝駅から薬王院まで舗装されており、スニーカーでも登れる点が初心者向きであり人気のある理由です。
リフト乗り場まで多少の急勾配が続きますが気楽に登りきることが可能で、山頂付近の未舗装の部分も多少の登りにくさはありますが難易度は低いので問題ありません。
そして道中には5か所のトイレが設置されており、小さな子供から年配の方まですべての方が安心できますし、見どころも豊富で食事処や売店もあるため観光の延長で登山を楽しむことができます!
トイレや売店などの充実はありがたいですね。初心者の私でも心配なく登りきれそうです!
スタート直後の急勾配が厳しそうであれば、ケーブルカーやリフトで中腹まで行くことも可能だから、ちょっとしたハイキング気分で気楽に登れるよ!でもいくら気楽にとはいえ、サンダルやヒールで行くのはケガの原因にもなるからやめておこうね!
標高がそこまで高くないため山頂でも気温の変化は少なく、街歩きと同様の服装で登れるので特別な装備も必要ありませんが、水分補給のための水筒や軽食の準備、雨や気温低下を考慮し簡単に羽織れるものを用意しておくと安心です。
こちらに小型のおすすめリュックが紹介されています。荷物は両手の自由が利くリュックサックでの持ち運びが断然おすすめですのでぜひご覧ください!
山頂まですべて歩くか?途中から歩くか?
1号路では山頂まで行く方法は2つあります。
- 急勾配を回避し体力的にも時間的にも余裕を持てるようケーブルカー・リフトを利用し中腹まで一気に進む
- 自分の体力としっかり向き合いながらスタートから歩いて山頂まで登る
時間や距離にどのくらいの違いが出るのかを見ていきましょう!
ケーブルカー・リフト利用でとにかく気楽に!
小さな子供や年配の方でも余裕をもって登山するには、ケーブルカーやリフトを利用して中腹まで一気に行くのがおススメです!
料金や乗車時間、どこまで行けるのかを見ていきましょう!
ケーブルカー
乗車駅 | 清滝駅 |
料金 | 片道 大人490円 小児250円 往復 大人950円 小児470円 *中学生以上は大人料金 |
乗車時間 | 約6分 |
到着駅 | 高尾山駅 |
短縮できる時間 | 上り下り 共に約50分短縮 |
スタート直後の急勾配を回避できることもあり非常に人気のケーブルカーは、約6分で清滝駅から高尾山駅に到着し、歩いて登るよりも山頂まで約50分も短縮できます。
薬王院に参拝するだけであれば、高尾山駅から穏やかに舗装された道をハイキング気分で登るだけなので、革靴等多少動きにくい格好でも参拝することが可能です。
清滝駅が予想以上に混雑する場合があり、乗車待ちの行列に我慢しきれず徒歩で登頂を開始する登山客も多くみられますが、その際には革靴では少々厳しいかもしれません。
リフト
乗車駅 | 山麓駅 |
料金 | 片道 大人490円 小児250円 往復 大人950円 小児470円 *中学生以上は大人料金 |
乗車時間 | 約12分 |
到着駅 | 山上駅 |
短縮できる時間 | 上り下り 共に約50分短縮 |
ケーブルカー同様高尾山中腹に駅があるため約50分登山時間を短縮できますが、乗車時間はケーブルカーよりも長い約12分です。
リフトは直接風を体に受けるので、気温が低い時には体温の低下に注意が必要ですし、安全バーのような手すりがないため、下りは特に高所恐怖症の方は冷や汗をかいてしまうことがあるかもしれません。
ただ紅葉の時期には近距離で素晴らしい風景を見ることができますし、高さを忘れるような絶景に出会えるのも魅力です!
こちらの動画は上りのリフトがフルバージョンで観られます。乗り方や雰囲気がよくわかりますのでぜひご覧ください!
自分と向き合いながら地道に徒歩で登る!
せっかくなら最初から徒歩でと考えていますが、特に体力があるわけでもありませんので山頂までたどり着けるか心配です。
リフト乗り場の山上駅までの区間に比較的急勾配の場所が数か所あるため、体力的に余裕が欲しい・体力に自信がない・小さなお子様と一緒に登山という方はケーブルカーやリフトで中腹まで行くことも選択肢に入れておくと良いでしょう。
山頂付近まで非常に登りやすいですが、疲労の蓄積や靴擦れなどを極力抑えるため、可能な限り動きやすい服装・靴を用意して行くことがおススメです!
登ったときの強烈な達成感や爽快感が心を鷲掴みしてしまうかもしれません!
1号路は見どころ満載で誰もが大満足!
1号路は非常に登りやすい舗装がされているだけでなく観光もできてしまうところが魅力です!
コースの見どころを登り始めから紹介しますので、もう一度マップを見てみましょう!
歩いた人だけのご褒美「金毘羅台」
歩いて登らないとたどり着けない展望台で、途中1号路から分岐し数分登ると到着です。
そこからの景色はとにかく壮大で、天気の良い日はスカイツリーや東京タワーなど疲れも吹き飛ぶような絶景が見られるためいつもにぎわっています。
少し脇にそれるけど、そのまま進めば合流できるから道に迷う心配はないし、序盤の足の疲れを癒す休憩場所として多くの登山者が利用しているよ!
さると山野草に出会える「さる園・野草園」
ケーブルカー乗り場からすぐにあり、小さな子供連れでも行きやすいと全ての層に人気のスポットです。
約80頭の個性的なさる達が生活しており、さるの習性や社会生活を垣間見ることができます。
野草園では、自生している野草を中心に約300種類以上の植物が可能な限り自然の状態で見られます!
さる園・野草園の営業時間等詳細情報はこちらをご覧ください!
高尾山さる園・野草園へようこそ 楽しいお猿さんが待っています。
引用元:高尾山さる園・野草園
ケーブルカー等を利用すればほとんど登ることなく利用できるのは良いですね!小さな子供も疲れることなく楽しめそうなので、さる園のみを利用するファミリーもいそうですね!
開運のご利益を振りまく「たこ杉」
さる園から数分登ったところにある樹齢450年の大きな杉で、参道を切り開く際に邪魔になり切られそうになった根がたこの足のように曲がったとの言い伝えがあります。
たこ杉の横には「開運ひっぱり蛸」があり、ほぼ全ての登山客に頭をなでられているといっても過言ではないほどのスーパースターです!
薬王院への入り口「浄心門」
たこ杉を過ぎると見えてくる山門が「浄心門」で、ここから薬王院への参道となります。
門を通り過ぎると空気が変わるのを感じられると思うよ!少し歩くと「殺生禁断」と書かれた大きな石碑が見えてきて、古くから動植物の殺生を厳しく禁じていたという歴史があるようだね!
素晴らしい自然が残っているのはそのおかげなんですね!
急な階段?穏やかな坂?「男坂・女坂」
浄心門を抜けると現れる分かれ道です。
左は急な108段の階段道「男道」、右はなだらかな坂道「女道」となっています。
歴史を感じる「薬王院」
正式名称は「高尾山薬王院有喜寺」。天平16年(744年)に聖武天皇の勅令により開山し、薬師如来を本尊としたことに由来し「薬王院」の名がついたと言われています。
こちらで1号路の特集をしています。ぜひご覧ください!
まとめ
いかがでしたか?
まとめるとこのようになります。
- 初心者には舗装され登りやすい1号路!
- 序盤には多少の急勾配が!気楽に登るにはケーブルカー・リフトを利用しましょう!
- 観光もできてしまうので初心者の方も大満足!
高尾山にチャレンジしようと思った初心者の方たちには、まずは1号路の魅力を感じていただき、そのままどっぷりと浸かっていただけたら幸いです。
東京にも多くの自然に囲まれたところがあるんだと、何度でも足を運びたくなると思います!
最後までご覧いただきありがとうございました!
- てくてくの人登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。