圧縮袋は日常生活でもよく使うアイテムですね。
これ、登山の時に使うのもオススメなんです!
圧縮袋は登山で役立つオススメアイテム
圧縮袋は袋の中に衣類や布団を入れて空気を抜きコンパクトにするものですね。
登山においても非常に便利、持っているとメリットばかりのアイテムなのです。
- コンプレッションバッグ
- スタッフバッグ
- ドライバッグ
と呼ばれることもあります。
メリットばかりと紹介しましたが、具体的には
お役立ちポイント
・ダウンや寝袋といったかさばる荷物をコンパクトに
・雨に濡れたら困るものを保護する
・荷物の整理整頓がしやすくなる
荷物をコンパクトに
日帰り登山でも防寒着は必須で、泊まりであればさらに寝袋も必要となりますがダウン素材は嵩張ることが多いですね。 そんな時に役に立つのが圧縮袋です。 空気で膨らんでいる荷物は、圧縮袋に入れて空気を抜くことによりペタンコになり持ち運びが簡単になります。
ダウンはふんわりと空気を多く含んでモコモコしているから暖かいのだけれど、だからこそボリュームがあるんだよね。
その空気を「ぎゅっ」と出すことによってとってもコンパクトになるよ。
価格 | ¥1,580 |
カラー | オレンジ・ブルー |
素材 | 210Tシリコンコーティング耐裂性ポリエステル |
サイズ展開 | S・M・L・X L |
- 良い口コミ
- ・シュラフを入れて上から押して締めたら半分に圧縮できた
・使いやすい - 悪い口コミ
- ・圧縮するときにプラスチック部分が割れた
雨に濡れたら困るものを保護する
圧縮袋の中には防水性のあるタイプもあります。
濡れてしまっては困る着替えなどは防水性のあるものに収納して持っていくことで、コンパクトにしつつ濡れてしまうことも防げます。
逆に、濡れてしまったものを入れるように一枚余分に用意しておいても良いと思います。
突然の雨で濡れてしまった時などは、他の荷物と一緒にすることもできませんし、手で持ち歩くのも不便です。
そんな時に濡れたものを収納しても染み出して他を汚すこともありません。
価格 | ¥2,970 |
カラー | シルバー・ブルー |
素材 | 防水空気透過素材eVENT/ナイロン |
容量 | 13L |
- 良い口コミ
- ・撥水はよくあるがこれは完全防水
- 悪い口コミ
- ・水に浸しておいたら数時間後には浸水していた。登山やトレッキングの急な雨なら大丈夫そう
意見は分かれたけれど、登山で雨に降られた時なら十分機能をはっきしそうだね。
荷物の整理整頓
圧縮袋はサイズや色が豊富です。
この色はこういう種類のものを入れるなどルール付けすることで荷物がどこに入っているのか分かりやすくなります。
適したサイズの袋に入れることでザックに入れるときにも配置がしやすくなります。
ここがポイント
・着替えは紫色、救急箱系は赤、寝袋は青
・紫色の中でも小さいサイズに下着
など毎回決まった色やサイズに入れること。
価格 | ¥1,760 |
カラー | ブラック・ブルー・レッド・ワイン |
素材 | 40デニールナイロン透湿防水ポリウレタンコーティング |
サイズ | 平置きサイズ 直径/14cm×高さ/37cm 最大収納サイズ 直径/14cm×高さ/35cm |
- 良い口コミ
- ・すでに購入した4Lが使い勝手がいいことがわかっていたので、6Lも購入
- 悪い口コミ
- ・圧縮用のベルトが真ん中あたりにもう一本あるといいが、買ってよかったと思っている
4・6・10・12・15・20リットルと同じシリーズでサイズが豊富なので、色分けして整理もしやすいよ。
ハイドレーションのキャップが外れてしまったが、入れていた荷物は濡れなかったという口コミもあったので防水用としても良さそうだよ。
圧縮袋は種類が豊富
先に圧縮袋は様々な呼ばれ方をすると伝えましたが、何が違うのでしょうか。
- コンプレッションバッグとは
- コンプレッション=圧縮という意味
書いてそのまま、コンプレッションバッグとは圧縮袋のことです。 - スタッフバッグとは
- 巾着のように紐を引っ張って閉じる形になっているので開け閉めが簡単です。
基本的には防水加工されていないものが多いです。 - ドライバッグとは
- こちらは開口部をくるくる巻いて閉じる仕様になっています。
水の浸水を防ぐためです。
防水や耐水機能がついているものを指します。
圧縮袋の形でコンパクトさも変わる
コンプレッションバッグは大きく2つの形に分かれます。
- キャップ型で荷物をコンパクトに
- バッグ型は簡単で早い
キャップ型は荷物を袋に入れてからコンプレッションカップを被せます。
その後、ベルトを縮めて圧縮します。
慣れないと手順が面倒だと思いますが縦と横のバランスが良い状態で圧縮ができ、コンパクトになります。
バッグ型は袋と圧縮させるためのストラップが一体となっているので、
入れる→ベルトを締める
だけで圧縮が完了するのでとても簡単です。
しかしキャップ型と比較するとコンパクトさは劣ります。
選ぶ時の注意点は?
圧縮袋は種類や形が複数あることが分かりましたが、自分が購入するときはどうやって選べば良いのでしょうか。
- 「キャップ型」と「バッグ型」どちらがいいか
- サイズ
- 軽さや耐久性
- 防水のあるなし
- 底の形はどうなっているか
「キャップ型」か「バッグ型」か
まずは先にお伝えした「キャップ型」と「バッグ型」どちらが自分のニーズに合っているのかを考えましょう。
それぞれのメリットとデメリットを考慮し、選ぶと良いでしょう。
サイズ
圧縮袋については大は小を兼ねるは当てはまりません。
入れる荷物に合ったサイズ・容量のものを選ぶことが重要ポイント。
大きな袋にたくさん詰め込むとザックに入れる時に重量配分が難しくなるので、入れるものを種類ごとに小分けにすると良いでしょう。
この段階で色についても気にして買うことをお勧めします。
軽さ・耐久性
圧縮袋自体の重さがあると、負担となりますのでできる限り軽いものを選ぶと良いと思います。
しかし耐久性がないと荷物をぐいぐいと入れる際に破れる心配もあるので、素材についてもチェックしましょう。
ナイロン素材で作られているものは耐久性が高く破れにくいですが、熱に弱いので火の側に置くのは注意が必要です。
ポリエステル素材の方が耐熱性は高いです。
防水性について
素材そのものに防水・撥水加工がされているので水が染み込む、染み出すのを防ぎます。
中には水や空気の抜け穴のついたものがあり、濡れたものを入れて水を絞りながら巻くことができます。
水を排水できるので重さが減り、容量も小さくできます。
便利なドライバッグですが他に比べて割高になるのがデメリットです。
底の形はどうなっているか
円柱形や長方形など底の形も色々ありますが、円柱形は底面積が広いので大きなものを入れる場合におすすめです。
ザックの中をすっきりと収納したい場合は、長方形のものを選ぶ方が入れやすいです。
色々なタイプがあることを紹介しましたが、てくてく登山のサイト内の記事で、具体的にどのようなメーカーのものがあるのかオススメを紹介しています。
- 強力消臭系
- 伸縮抜群系
- とにかく安い系
- ジップロックで代用
こういった圧縮袋についても紹介しており、リンクも貼ってありそのまま販売サイトで詳細もチェックできます。
定番以外の使い方もある
圧縮袋の定番の使い方をお伝えしましたが、それ以外にも使えるんです。
- ゴミ袋として使う
- 洗濯に使う
- 水を通さず空気を逃さないので、空気を入れて浮き袋として使う
ゴミ袋として使う
ビニール袋でも十分ゴミ袋として使えますが、ドライバッグに入れることでちょっとした水分や匂いが漏れ出ることを防止できます。
ザック内の他の荷物が汚れてしまう心配も減りますね。
ドライバッグそのものは洗えるため、衛生面の心配もありません。
(念の為、購入時に洗えるものか確認をオススメします)
洗濯に使う
こちらは山の上では難しいかもしれませんが、施設に宿泊する場合に使える方法です。
ドライバッグに汚れ物と、水と(あれば石鹸)を入れて封を閉めて振る。
この使用方法の時は丈夫なタイプを使いましょう。
このやり方は災害時の洗濯にも役に立ちそうですね!
番外編 うき袋
こちらは登山ではありませんが、キャンプや川遊びで使える方法です。
ドライバッグの水を通さず空気を閉じ込める性質を使って、空気を入れて浮き袋にすることです。
行きは荷物を入れて、ついたら中身を出して浮き袋にする。
こんな使い方もできます。
ドライバッグは登山だけでなく旅行でも使えたり活躍シーンの多い万能アイテムです。
余談の注意点
便利な圧縮袋ですが「荷物の入れっぱなし」はやめましょう。
特にダウン系は正しい機能を発揮できずに保温力が低下するといった問題が発生する可能性がありますので、あくまで短時間の使用としましょう。
まとめ
圧縮袋が登山でどう役立つのか?
・荷物をコンパクトに
・雨に濡れたら困るものを保護する
・荷物の整理整頓
ということをお伝えしました。
気になる圧縮袋はありましたでしょうか。
賢く使ってパッキング上手になろう!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
- てくてくの人登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。