こんにちは!今日も皆さんと一緒に登山に関する学びや情報交換の場所になることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「登山靴の収納」について。
みなさん、かさばる登山靴はどのように収納されていますか?
ぼくは、アウトドアの登山やキャンプを楽しんだあと簡単に汚れを落として、購入時のケースや袋に入れてま…(ダメー)えっ?
あなたも、やま男さんのような失敗されてはいないでしょうか。
今日は、大事な登山靴を収納する前段階の知識を無料でキチンと身につけてもらうべく、こうして1冊の本のように1つの特集ページにまとめた次第です。
次のような悩みを抱えている方は必見!
- スニーカーやブーツやトレッキングシューズなど山登りグッズやアクセサリーが増えてきてそれらの収納方法に悩んでいる
- 検索してもわからない登山靴の適切な収納方法が知りたい
安心してください。そんなあなたのお悩みをスッキリと解決いたします。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
登山靴を収納する上で知っておかないといけない知識2ヵ条
まずは登山靴を保管する前段階の知識として、知っておかなければいけないシューズのしまい方にまつわる確認事項2ヵ条はご存知でしょうか。ダメ行動と共にお伝えしますね。それが次の2つ。
靴のしまい方NG2ヵ条(してはいけないダメ行動)
①購入時の箱にしまう
②長期間そのままにしてしまう
1つずつ、わかりやすく解説していきましょう。
収納テクのその前に①:購入時の箱にしまっていませんか?
登山靴の寿命は平均すると4~5年。けれど実際は、保管方法が悪ければ、さらに2年は短くなるそうで。知っていましたか?
知りませんでした。短くなるのはイヤですね。
そのため、保管方法を検討する前に、どういった原因で靴や靴底がダメになってしまうのか、どういった利用で靴の状態が悪くなってしまうのか、言ってみれば登山靴のウィークポイントを知らなければいくら保管方法や環境が完璧でも登山靴は長持ちしません。
その1つ目が、やま男さんのように購入店で注文したまんまのメーカーの作った製品箱にそのまましまってしまうこと。
みなさん、よいと思ってやりがちです。値段もかからずに安いし、ムリにdiyをしなくてもいいですから。ですが、れっきとしたNG行動。案外、知らない人は多いのではないでしょうか。
ダメな理由はシンプルで、登山靴は高温多湿を嫌うから。
そっか。箱にしまってしまうと、密閉されて高温多湿の環境を作り出してしまうと。
ジメジメとした箱の中。それでは、山登り用の靴に使われている革材やゴム材が傷んできてしまうのも無理はありません。
トレッキングシューズはなるべく乾いている状態がグッド。高温多湿を防止し乾燥させてあげることで、アウトソールやアッパー(※語句説明は後述)に使用されている素材は長持ちします。
乾かし不十分はなんと、ソール剥がれの原因にも繋がるので、ご注意を。
対処法は、単純明快で、イマすぐ箱にしまうのをやめましょう。風通しの良い場所を靴の収納先に選んであげましょう。
人だって、薄暗いジメジメとした場所にずっといたら鬱屈とする。そして、マイナスイメージを抱いてしまいがち。
登山靴だって同じ。それよりも、風通しの良い爽やかな場所を選んであげることが、登山シューズのためには良い。これは鉄則。覚えておきましょう。
はい!
収納テクのその前に②:長期間放置していたりしませんか?
それから2つ目に、長期間放置もNG行動。これもやりがち。
ギクッ…。
いくら風通しが良い場所に保管できたからといって、5年、10年、一度も履くことなく放置し続けてしまったらどうでしょうか。それもまたいけませんよね。
靴に限りませんが、道具は使ってあげることで長持ちするのは誰もが知っていること。電化製品なんか顕著。一年も使わなかったら動かなくなった、これはよくあること。多くの人が、使わずに放置し続けて使えなくなってしまった経験アリなのでは。
登山靴も適度に履いてあげることで、長持ちします。長持ちさせたいのなら、ムリに登山にいかなくともスポーツやガイドとして同行してみたり履ける機会を作って楽しむことを忘れずに適度に履いてあげることが靴のために良いのは間違いありません。
いや~、購入時の箱にしまうのがダメだなんて、知らずにずっとやってましたよ、トホホ…。
今回気づけて良かったと思いましょう。これから、気をつけていきましょうね!
登山靴にとって収納する前のお手入れは超大事!
続いても、靴を保管する前の話。登山シューズのお手入れです。
お手入れも適当にやっていたらいけません。それぞれのタイプによってのケア方法を知っていただきたいです。でないと、いくら風通しの良い場所に登山靴を保管できても、手入れが悪いばかりに長持ちしないことになりかねませんから。
ケアは早いほど靴のダメージが少ないんですよ。ベストは、登山が終わってすぐ、もしくは翌日。「今度ヒマができたらでいいか」の先延ばしは、それだけ登山靴にダメージを与え続けてしまうことを肝に銘じておいてください。
それだけシューズケアは機能を維持する上でも必須ということか。
具体的に登山靴のケアとはいったいどのようなことをすればいいのでしょうか。そこで、中でも重要な3つのポイントを紹介。
この3つさえ押さえておけば、登山靴は激的に長持ち間違いなし。これをしないばっかりに、残念な結果になるのだけは避けましょう。
お手入れチェックポイント①:インソールを外す
1つ目は「インソールを外す」。
インソールとは?
靴の中敷きのこと。靴の内側にできた縫い目や素材の合わせ目などの段差から足裏を守るために入れる敷き革(しきかわ)。
インソールは速攻で外してください。
元からサービスでついているインソールもあれば、在庫の状態ではなかなかしっくりこないため、購入時につま先やかかとのサイズ1inc毎のフィット感を微調整するため、新たにあなた専用のカットされた中敷きを購入した人もいるかもしれません。
とにかく登山が終わり次第、取り外し可能な中敷きであれば、すべてのインソールを速攻で外すことを心がけてください。
それはなぜですか?
これも高温多湿を嫌う登山靴の特性を加味した行動。登山後など、ただでさえ蒸れた環境をそのまま放置することは、高温多湿の温床を生み臭いやカビ発生の原因にも。
あとは、休憩時も忘れずに。
山小屋でちょっと休憩や泊まるときなども忘れがちなので。少しの時間であってもインソール付きのままの放置はNG。靴生地と設置している中敷きは素早く外して、何よりも靴内を乾かしてあげると登山靴は喜びます。どこにも表示されていない知る人ぞ知る大事なケア。
インソールは速攻で外す。これが1つ目。トレッキングシューズを長持ちさせるためにも、ぜひ忘れずにやりましょう。
お手入れチェックポイント②:汚れを落す
続いて2つ目は、「汚れを落とす」。これも基本中の基本。
汚れたまま乾かしてしまうと、靴素材の痛みの原因にもなる。
汚れを落とす行為は、登山靴を手にとって隅々まで目を配る行為でもある。つまり、靴の状態チェックも兼ねています。それだけ大事な作業と言えるのではないでしょうか。必ず、登山が終わったら汚れを落とす作業を心がけましょう。
「自分のモノなんだからなんとなくわかっている」じゃなくて、しっかりと汚れを落としながら登山靴の状態チェックも兼ねる、この一手間で驚くほど登山靴は長持ちします。靴のカラーが気に入って購入したのに、泥だらけではね。購入時の状態をカメラに保存しておくのもオススメです。
なんだか登山靴が「わが子」のような気分になってきました。
そうです。登山靴はファッション性を求めるのも大事なのですが、なによりも子どもを愛するかのように登山靴(登山靴に関わらずモノ全般)に愛情を注ぐことが、私は一番大事かなと。
後半には汚れを落とすための必要アイテムも紹介。最初に揃えておくと心強いアイテムたち。洗い方のステップもわかりやすく解説。おたのしみに。
とその前に、チェックポイント③つ目を紹介。
お手入れチェックポイント③:しっかりと乾かす
最後は「しっかりと乾かす」。
ポイント②で汚れを落としました。すると、まちがいなく登山靴はビショビショに。それはそれで汚れを落とすためには必要です。それから雨天時の登山でも、登山靴は濡れるでしょう。
それらをひっくるめて、水分を蓄えた登山靴を、風通しの良い場所でしっかりと保管し水分を飛ばしましょう。まさに、洗濯物をカラッと干すイメージ。生乾きのままだと菌の繁殖につながる。それはつまり、臭いの元にもなるのです。
うっ。生乾きは何でもイヤですね。
生乾きでは、当然、登山靴は長持ちしなくなる。
登山で濡れた。汚れた。じゃあ、今度はしっかり洗ってあげる。最後は、しっかりと乾かす。これも登山靴に限りません。やはり基本は必要なのです。
大枚をはたいて購入した登山靴。長持ちさせたいのは誰でも同じ。基本に忠実に、丁寧に。一つひとつ、登山シューズのケアをキチンとしましょう。
登山靴の洗い方は?必要アイテムも紹介!
次は、洗い方のレクチャー。誰でもできるように、わかりやすく解説。
まず、登山靴はデリケートな代物。登山靴の素材にあったアイテムを使うことで、より長持ちする。素材にあったケアアイテムを使用しなかったばかりに残念な姿になった登山靴を何度も見てきました。そうならないように。
ここで、登山靴の汚れ落しに必要な、最低これだけは合ったほうが良いアイテムを3つ紹介。この3つさえあれば(言わずもがな『水』は必須)、問題なくシューズケアは可能。これ以外にも、3アイテムを軸に自分で手入れしやすいグッズを揃えていけるとなお良し。
登山靴を洗うために必要なアイテムを紹介!
登山シューズの汚れ落しに必要な3アイテムはこちら。
①クリーナー
②ブラシ
③防水スプレー
まずはこの3つさえあれば問題ないでしょう。詳細はこちら。
メーカー | コロニル | コロニル | コロニル |
商品名 | アクティブクリーナー 200ml | 馬毛ブラシ | ナノプロ 300ml |
価格(税込) | ¥2,090 | ¥1,880 | ¥2,750 |
主な効果 | クリーニング 保湿効果 | 汚れ落し 仕上げ | 防水効果 自浄効果 |
その他 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
アクティブクリーナー
メーカー | コロニル |
商品名 | アクティブ クリーナー |
価格 | ¥2,090(税込) |
内容量 | 200ml |
対象素材 | ・スムースレザー ・起毛皮革(スウェード、ヌバック、ベロア) ・テキスタイル |
主な成分 | 界面活性剤・バンブーエキス |
馬毛ブラシ
メーカー | コロニル |
商品名 | 馬毛ブラシ |
価格 | ¥2,420(税込) |
対象素材 | ・スムースレザー ・起毛皮革(スウェード、ヌバック、ベロア) ・合成皮革 ・テキスタイル ・防水透湿素材など |
主な成分 | 馬毛・木材 |
防水スプレーナノプロ
メーカー | コロニル |
商品名 | ナノプロ |
価格 | ¥2,750(税込) |
内容量 | 300ml |
対象素材 | ・スムースレザー ・起毛皮革(スウェード、ヌバック、ベロア) ・テキスタイル ・防水透湿素材 |
主な成分 | フッ化炭素樹脂・シリコンオイル |
登山靴の洗い方9ステップ
最後に登山靴の洗い方を8つのステップで、どこよりもわかりやすくお伝えします。
その前に、登山靴各パーツの呼び名を整理。案外、知らない人が多いと思いますので。
わっ、ミッドソールと呼ばれる部材はしらなかったな~。
各名称を知っておくことで、修理の際、店員さんに故障部位を的確に伝えられると即座に対応してもらえたりするのでぜひこの機会に知っておきましょう!
お待たせしました。洗い方9ステップを見ていきましょう。
以上です。洗い方9ステップが終了したら、ここで初めて収納に移ります。お家のなかで一番風通しの良い場所を選んであげてください。これで、登山靴の収納は完璧。おつかれさまでした!
次の登山がたのしみですね!
まとめ
今日の記事をまとめると以下のとおり。
今日のおさらい
1.登山靴収納前に知っておかないといけないこと2ヵ条
①購入時の箱にしまわない
②長期間放置しない
2.お手入れチェックポイント3選
①インソールを外す
②汚れを落とす
③しっかりと乾かす
最後に、お伝えした汚れ落し9ステップのやり方もこの機会にマスターしましょう。
これで、登山靴のメンテナンス&収納はバッチリ!
登山は危険を伴うアウトドアスポーツ。危険な山々からあなたの足を守ってくれる登山シューズ。長持ちさせるのはもちろんのこと、いざという時にあなたの足を守ってもらえるように、登山靴に適したケアを心がけましょう。
良かったらこちらの記事たちも読んでみてください。記事(生地)も読まれることで、長持ちします!
作業服で有名なワークマンでも登山靴を取り扱ってるのだとか↓
「ローカット」登山靴が欲しい人はこちら↓
足の形は千差万別。「幅広かも」と思われた人はこちらの記事を参考に↓
とにかく軽くて通気性が良い登山靴が欲しい人はこちら↓
- てくてくの人登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。