最近ひとりカラオケやひとりキャンプなど、ひとりでも様々なことを楽しむ女性が増えていますね!
「登山もひとりでやってみたい!」と考える女性もいると思います。
ですが、元々遭難やケガなどのリスクがある登山を、女性1人でしても大丈夫なのでしょうか?
この記事では、ひとりで登山にきいたい女性に向けて、その魅力と危険性をご紹介します。
女性でも安全にひとり登山するためのリスク対策も詳しく解説しているので、この記事を読んで安全に女子ソロ登山デビューしてみてくださいね!
ひとり登山女子|魅力は自由と達成感!
女性のひとり登山の魅力は大きく4つです。
- 強い達成感が得られる
- 自分に自信がつく
- 同じ山ガールとの出会いがある
- 自由度が高くマイペースに登れる
実は筆者もひとり登山経験者の一人です。
女性が一人で登山する魅力を、筆者自信の経験をもとにもう少し詳しく説明していきますね!
強い達成感を得られる
ソロ登山の魅力はなんと言っても達成感です!
登山計画から下山まで、全ての工程を1人でこなさなければなりません。
誰も頼る人がいない中で、自分の登りたい山に行き、無事帰ってこれたときはなんとも言えない充実感に包まれます。
達成感は、登山の醍醐味だよね!
自分に自信がつく
強い達成感と共に「1人でもできた!」という自信が付きます。
最初は低山から、徐々にレベルを上げて経験を重ねていきます。
すると、どんどんできることが増えていき自分に自信がついていくのを実感できます。
自己肯定感も上がりそう!
同じ山好きさんとの出会いがある
登山中に出会った山ガールと、同じ山好きという共通点から意気投合することもあります。
実際にSNSでも登山での出会いについて投稿されている方がいます。
登山では街中とは違ってあいさつを積極的にする習慣があることも要因の1つでしょうか?
同じ趣味の山友と繋がることができれば、登山ももっと楽しくなりそう!
自由度が高くマイペースに登れる
登るスピードや休憩のタイミング、景色や植物を見る時間まで、自分の自由です。
登山計画も、一緒に登るひとのレベルなどを考えなくてもいいので簡単になります。
筆者は特に誰かと予定を合わせることが苦手なので、マイペースにできるソロ登山にはとても魅力を感じます。
ですが、その分ひとりだからこそ大変な部分や危険なこともあります。
女性ひとりだからこその危険もあるからしっかり確認しておこう!
女性がひとりで登山するリスク
ひとり登山はとっても魅力的ですが、その分責任やリスクを全て自分で負う必要があります。
特に女性の場合、防犯面の認識も必要です。
女性がひとりで登山するときに考えられるリスクは大きく4つです。
- アクシデントのとき対応が遅れる
- 荷物の負担が多くなる
- マイペースすぎて計画が遅れがち
- 山は夜道と状況が似ている
4.は特に女性が一人で登山する場合に気をつけたいポイントですね!
もう少し詳しくみていきましょう。
1.アクシデントのとき対応が遅れる
ひとり登山の場合、遭難やケガなどのアクシデントのときの対応が遅れがちになります。
複数人いれば手分けすることで素早く対応できることも、一人ではそうもいきません。
道迷いなどの状況判断も、スキルや経験が少なければ時間がかかってしまうでしょう。
アクシデント時の対応の遅れは、遭難の場合命にも関わるからね。
しっかりと認識しておこう。
2.荷物の負担が多くなる
当然荷物は一人で全て持つ必要があります。
縦走やテント泊の場合、複数人いれば手分けして運ぶことで負担軽減ができます。
ですが、頼る人いないひとり登山では救急セットや水、クッカーなども全て一人でもたなければなりません。
するとどうしても荷物が重くなりがちで、体力の消耗につながってきてしまいます。
荷物の負担を少なくするのにこの記事を参考にするといいぞ!
▼登山のパッキングのコツ&裏技!
3.マイペースすぎて計画が遅れがちに…
ひとり登山ではマイペースすぎて予定より遅くなりやすいものです。
計画が遅れると、気づいたら真っ暗なんて可能性もあるでしょう。
暗い山の中では遭難のリスクも高くなるので注意が必要だな。
ソロ登山についてはこの記事でもっと詳しく解説しているぞ。
▼単独行・ソロ登山の魅力とは?
4.山は夜道と状況が似ている
暗い道を女性一人で歩くことは、防犯面から考えて危険ですよね。
昼間の山もひと気が少なく、木や茂みなど人が隠れる場所が多い状況は、街中の夜道と似ています。
▼SNSの声
山に入ることのリスクとは別の視点で、女性ならではのリスク管理が必要か…
では、どんな対策をすればいいのでしょうか?
女性が安全にひとり登山を楽しむ方法を確認していきましょう!
女性のソロ登山の安全対策
女性ひとりで登山に行くときは一人でも対応できるように、常にアクシデントを想定した対策が必要です。
登山にいく前の準備段階での対策と山行中に注意したいことを確認していきましょう。
登山にいく前の対策
まずは準備段階での対策です。
登山にいく前にしたい対策は以下の通りです。
チェックポイント
・アクシデントを想定して備品と行動食を準備しよう!
・露出が少ない服装を用意しよう!
・山は人気の多いところを選ぼう!
・ルート確認は念入りにしよう!
・必ず登山届けを出そう!
それぞれ詳しく確認していきましょう!
十分な備品と行動食を準備しよう!
遭難・ケガ・道具の破損など想定できるアクシデントはたくさんあります。
その全てを一人で対応できる備えを準備しておきましょう。
応急処置キットや少量で栄養がとれる食べ物を用意しておくと安心だね!
備えるべき備品や行動食について、詳しくはこちらの記事が参考になります。
▼登山で応急処置を行う必携ファーストエイドキット
▼行動食におすすめ/カロリーメイト
露出が少ない服装を用意しよう!
露出が少ない服装選びは重要です。
露出が多い服装は、虫やケガなどのリスクに加えて、防犯面でもリスクが高くなります。
むやみに肌を出さないように要注意ね!
登山の服装選びに迷ったらこちらの記事が参考になります。
▼服装の基本・選び方
山は人気の多いところを選ぼう!
女性ひとりの場合、人気が多い山を選びましょう。
人の目が多い方が防犯面で安心です。
関東近郊だったら高尾山が初めての女子ソロ登山におすすめだぞ!
高尾山について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
▼観光から本格的な登山まで高尾山がおすすめ
ルート確認は念入りにしよう!
登山に出発する前に、念入りなルート確認は必須です。
誰も頼る人がいないひとり登山では、自分だけが頼りです。
いつも以上に念入りにルート確認しよう!
ルートの確認にはスマートフォンのGPS機能を使った登山アプリが便利でおすすめです。
筆者も活用していて、登山をするときには事前に地図をダウンロードしておきます。
GPSを使うのでスマートフォンのバッテリー消費が早いのが難点ですが、予備のバッテリー持参でカバーできますよ!
おすすめの地図アプリについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
▼登山記録を残そう!地図アプリ
必ず登山届けを出そう!
登山届けは遭難したときに迅速な救助を行うために必要です。
ひとり登山はアクシデントの対応が遅れやすい状況があります。
登山届けを出していれば、迅速な救助につなげることができるので、出発前に必ず提出しましょう。
登山届けを出すには登山計画が重要だぞ。
この記事で登山計画の立て方と登山届けの出し方を詳しく説明しているから要チェックだ!
▼安全な登山計画の立て方
山行中に気をつけたいこと
女性がひとり登山中に気をつけたいポイントは4つです。
チェックポイント
・隙をつくらないように注意!
・男性と2人きりの環境に警戒!
・SNSの発信に気をつけよう!
・「私なんて大丈夫」が一番危険
防犯面から考えると、どれも重要な対策です。
ひとりで登山にいきたい女性は確認しておきましょう!
隙をつくらないように注意しよう!
犯罪は隙があるところを狙われます。
山にいる全ての人が登山を目的に来ているとは限りません。
トイレや景色を撮るためにカメラに夢中になっている状況は特に隙だらけです。
人気がなくて、近くに男性がいる時は警戒心を高めてく必要があるのね!
少しでも怪しいなと思う人がいた場合は、突然止まったり振り返ってみたり、走ってみたりする対策も有効だぞ!
男性と2人だけにならないように警戒しよう!
男性と2人きりになる状況を避けましょう。
特に山小屋や狭い場所は警戒しておくことが大切です。
最近は女性の登山者も増えてきていますが、まだまだ男性登山者の方が多い状況も考えられます。
ここでもなるべく人気が多い環境に身をおくことを優先して考えよう!
SNSの発信に気をつけよう!
SNSのリアルタイム発信には注意が必要です。
特に、誰でも見られる設定で一人で登山に行くことや場所が特定できる投稿はやめましょう。
情報を悪用される危険があります。
SNSは投稿時間をずらしたり、場所がわからないようにしたり、対策が必要ね!
「私は大丈夫」が一番危険
「私は大丈夫」と思ったその隙が狙われやすいのが犯罪です。
「登山に来ているのにここまで考えなきゃダメなのか…」と少し悲しくなってしまいますが、事件が起こってからでは遅いのです。
できる限りの対策意識を持つことを忘れず、ひとり登山を楽しんでほしいな。
まとめ
女性のひとり登山の魅力と危険性、リスク対策を簡単にまとめてみます。
▼ひとり登山女子の魅力4つ
- 達成感
- 自信がつく
- 出会いがある
- 自由度が高い
▼女性のひとり登山の危険性
- アクシデントの対応が遅れる
- 荷物の負担が多く体力が消耗しやすい
- マイペースで計画が遅れがち
- 犯罪にあう危険がある
▼ひとり登山女子がしたいリスク対策
- 十分な備品と行動食を準備する
- 露出が少ない服装
- 人気の多い山選ぶ
- 念入りにルート確認する
- 必ず登山届けを出す
- 隙をつくらない
- 男性と2人にならない
- SNSのリアルタイム発信はしない
- 犯罪の対策意識を持つ
女性がひとり登山を楽しむには、山に入ること以外にも、犯罪に目を向けた対策が必要です。
大変そう…と尻込みしてしまいますが、独り占めできる絶景や自分を成長させてくれる経験はなににも代えがたい財産となるはずです。
自分でできる限りの対策を忘れず、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
- てくてくの人登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。