おっと!それは確かに心理的には登ろうという気持ちになるかもしれないけれど、おすすめしないなぁ。
高い=やま男くんに合う靴とは限らないんだよ。
お値打ちな価格帯でも良いものはあるし、足にフィットして快適なら登山を続けたいと思うポイントになると思うよ。
1万円台の登山靴でも十分役割を果たす
登山に行こう!と思ったらまず揃えたい重要アイテムが「登山靴」ですが、ピンからキリまで幅広い価格の靴が存在しています。
初心者の人が安心して登山するためには、予算の中でできるだけ高い靴を選んで買えば良いのでしょうか?
値段が高い=信頼でき自分にベストな一足とは限りません。
高価だったら合うというわけでもないんだ。
実は、今回のような初心者の夏山登山であれば、1万円台の登山靴でも十分に役割を果たすんだよ。
安くても信頼できる靴があるなら、僕はそっちを買いたいです!
デザインより大事なこと
値段が関係ないなら見た目で選んで良いのかというと、それはダメです。
スニーカーはファッション性重視の購入で問題ありませんが、登山靴は見た目で選ぶと失敗につながります。
登山靴で注視すべきは「機能」「履き心地」そして「カット」です。
その山の路面やコースタイム(泊まりで縦走するようなものか)でも向いているものが変わるので、自分の目的に合わせて選ぶ必要があります。
おしゃれにこだわって登山をしたいなら、靴ではなく服でするのがオススメ!
初心者の夏山登山にはローorミドルカットが向いている
先ほど登山靴には「カット」というものがあることを紹介しました。
カットとは足首周りの高さ部分を指し、ロー・ミドル・ハイがあり、カットの種類でも向いている山や路面が変わってきます。
ローカット
平地が多い山道向けで足首の自由度が高い。
登山靴の中でもお手軽なお値段で買えるものが多く、キャンプや街中でも使い勝手が良い。
ミドルカット
歩きやすさもあり山に慣れていない初心者でも扱いやすく、くるぶしまでホールドされるので、足首の怪我を防止できる。
ちょうどアキレス腱の辺りに高さがくるため、人によって足が擦れて痛くなることもある。
ハイカット
しっかりと足首が保護・固定されるのでぐらつかずに安定する。
高さがあるので砂利や小石が入るのを防いでくれるが、靴そのものが重たく歩くだけでも体力を消耗しやすい。
岩場や雪渓での対応力を上げたもので、北アルプスの岩稜縦走などに向いている。
泊まりのような本格的な登山の場合は荷物も増えますので、足にかかる衝撃も大きく、重たくても頑丈で足をしっかり支えてくれるハイカットが良いでしょう。
しかし、今回のような低山ハイキングでしたら、軽くて歩きやすいけれど安全な靴から慣らしていく方がおすすめです。
スニーカーとは違い、軽くても滑りにくくて防水性もあるから汚れもつきにくい。
以上を踏まえ、未経験・初心者の人にはローorミドルカットが向いていると考え、ハイレベルな登山向けのハイカットの靴は候補から外します。
てくてく登山サイト内に、それぞれのカット別で特化した記事がありますので参考にして下さい。
登山靴の値段
登山靴を検索してみると安いものは数千円、高いものは9万円近いものまでありました。
有名アウトドアブランドなのかも価格差の一因ではあると思いますが、大きな違いは使っている材料やスペックの違いです。
価格の差は何か
ローカットからハイカットに行くほど値段が高くなる傾向にあります。
ハイカットのようなガッチリと足首をホールドする靴は、縦走や冬季の使用も見越していて、より耐久性のある高機能な作りになっているからです。
靴の価格に大きな差が出るのが下記の3点です。
- ソール(靴底)素材・・・グリップ力や耐久性のあるものを使っているのか、コストを下げたものを使用しているのかで変わります。
- 表面素材・・・ナイロン・ポリエステル・合皮・革(革の種類でもまた値段に差が出る)など様々な素材があります。
- 防水素材・・・ゴアテックス使用か、それ以外の素材かで防水レベルも変わりますし値段も差が出ます。
有名なイタリアのヴィヴラム社のソール
どのレベルまで求めるか
- 耐久性・・・表面素材がナイロンやポリエステル、合皮だと耐久性は本革より落ちますが、初心者が買う靴としては、ポリエステルなどで十分です。
- 防水・耐水・・・水場を歩くことや雨が降る可能性も考えるとしっかりとした防水を求めたくなりますが、防水性が高いと蒸れやすくなります。
ゴアテックスのような透湿防水の高機能素材であれば蒸れを軽減できますが高価になります。
まずは撥水性まである靴でいいと割り切るのも選択肢です。
初心者は試着必須
登山靴にどこまでの機能を求めるのかをある程度考えたら、ショップに行き必ずフィッティングしましょう。
しっかりとアドバイスしてくれる店員さんがいるお店がおすすめです。
頭で思っているのと、実際に体感することは全く違います。
サイズ感や機能だけでなく、履いた時にフィットするか、店内を歩いてみて疲れないかも体感できます。
登山用の厚手の靴下を履いてフィッティングしてね!
どんなお店に行けばいいのか
各メーカーによって靴の木型に違いがあるなど特徴があります。
初心者は自分の足に合うメーカーを知るためにも、直営店にいくよりも好日山荘や石井スポーツのようにアウトドアに力を入れていて、さまざまなメーカーを取り扱っているお店にいくのが良いと思います。
チェックポイント
色々なメーカーの靴やサイズを履き比べしてみよう。
どうですか?と聞かれてわからないときは正直に答えて、じっくりと違和感のない一足を探し出すことが大事。
店員さんと話すのが苦手な人は、登山経験者の友達がいたら頼んで同行してもらうのも良いでしょう。
【未経験・初心者】おすすめ価格の靴はコレ!
登山靴の種類や値段の差がどのようなところからくるかを紹介しました。
今回のやま男くんのような人
- 夏の低山に登る
- 登山を続けるかわからない
- この後どんな山を中心に登るのかも未知数
まずは手の出しやすい価格帯で信頼できる一足を選ぶと良いでしょう。
タイトル | ||||||
メーカー | モンベル | キャラバン | コロンビア | VITIST | ラドウェザー | ワークマン |
商品名 | フライヤー Women's | 2021 LIMITED EDITION『C1_SP』 | セイバーファイブ ミッドアウトドライワイド | アウトドアシューズ | トレッキングシューズ | アクティブハイク |
カラー | ハワイアンオーシャン | ボルドー ミッドナイト | Bark, Mountain Red Black, Gold Amber | グレー アーミーグリーン ブラック | ブラウン ブラック | リアルツリー ブラック |
サイズ | K4.5、K5.0、K5.5、K6.0、K6.5 (UKサイズ0.5刻み) | ボルドー/22.5-28.5cm ミッドナイト/22.5-29.0・30.0㎝ | 25.0-30.0cm | 24.0-28.0cm | 24.5-27.0cm | 24.5-28.0cm |
重さ | ◎ | △ | ○ | × | - | - |
主な材質 | メッシュ素材 | スムース調合成皮革 | ウォータープルーフシンセティックレザー | 合成皮革 | 合成皮革 | ポリエステル |
形状 | ローカット | ミドルカット | ミドルカット | ミドルカット | ローカット | ローカット |
初心者おススメ度 | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★ | ★★ | ★★ |
その他 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
メジャーブランドで1万円台コスパの高い靴
まずは手の出しやすい価格帯で・・・と言われても、有名アウトドアブランドのものが欲しい!
という方には誰もが知っている下記3メーカーの靴をイチオシします。
モンベル
キャラバン
コロンビア
モンベル
メーカー | モンベル |
商品名 | フライヤー Women's |
価格 | ¥15,180(税込) |
カラー | ハワイアンオーシャン(HAWOC) |
重さ | 252g (K5.0片足) |
商品の特徴 | ・通気性に優れたメッシュ素材が蒸れを解消 ・足を優しく包み込むフィット感 ・高いグリップ力で滑りにくい |
おすすめポイント | ・靴の重量が軽く足への負担が少ない ・蒸れにくい素材で暑い季節の登山にもピッタリ ・登山に挫折した場合、タウンやキャンプでも使い勝手が良い |
ヴィブラム社のアウトソールが採用されていて、滑りにくいのでトレイルランニングにも使えるね。
キャラバン
メーカー | キャラバン |
商品名 | 2021 LIMITED EDITION『C1_SP』 |
価格 | ¥14,140(税込) |
カラー | ボルドー ミッドナイト |
重さ | 約640g(26.0㎝片足標準) |
商品の特徴 | ・履き口まわりに柔らかな生地やクッション材を採用し足首を優しくホールド ・アキレス腱部分は足首が動きやすいよう浅めにカット ・初めて登山靴に足を入れる入門者でも違和感なく履ける設計 ・低山はもちろん、 富士登山、尾瀬や屋久島でのトレッキングにも最適 |
おすすめポイント | ・2021年モデルのため定価より安くなっている ・実力が上がってもこの一足で富士登山やトレッキングまでカバー可能! |
コロンビア
メーカー | コロンビア |
商品名 | セイバーファイブ ミッドアウトドライワイド |
価格 | ¥12,573(税込) |
カラー | Bark, Mountain Red Black, Gold Amber |
重さ | 423g(27cm/片足) |
商品の特徴 | ・グリップ力やクッション性、快適性がアップした防水のハイキングシューズ ・耐久性も高く、様々な環境でも安心 ・砂や小石が入りにくい目の細かいメッシュを使用 ・安心の防水透湿機能、アウトドライが水の侵入を防ぎながらもムレを逃す |
おすすめポイント | ・足幅広めワイドサイズモデルなので、幅広傾向の方にもフィットしやすい ・防水透湿機能を備えてこの価格はすごい ・フェスやキャンプにもおすすめとサイトに記載あり、登山以外でも使いやすい |
登山靴って思った以上におしゃれでびっくり!
どれもいいなぁ、キャンプやフェスでも使えるなら買うハードルも下がるよ。
5千円以下のコスパ重視の登山靴はこれ
もっとお値打ちに登山靴をゲットしたいという方にはこちらがおすすめ!
しっかりとした機能があるのにこのお値段は驚きの3つを紹介します。
VITIST
ラドウェザー
ワークマン
VITIST
メーカー | VITIST |
商品名 | アウトドアシューズ |
価格 | ¥3,580 |
カラー | グレー アーミーグリーン ブラック |
重さ | 約1100g(サイズの表記なし) |
商品の特徴 | ・日本人向けに設計されている ・優れた通気性を確保しており防水機能もある ・アウトソールは高密度EVA素材を使用 |
おすすめポイント | ・完全防水ではないが、防水機能を備えている ・軽量化にこだわったミッドソールの採用で重さの割に軽く感じる優れもの |
ラドウェザー
メーカー | ラドウェザー |
商品名 | トレッキングシューズ |
価格 | ¥2,980(税込) |
カラー | ブラウン ブラック |
重さ | 公式サイトに表記なし |
商品の特徴 | ・7時間防水で濡れた路面や水たまりも安心 ・気孔タイプのインソールで、クッション性と通気性が抜群 ・アッパーにはドイツのルドルフ社が誇るはっ水、防汚加工あり |
おすすめポイント | ・2009年にアメリカと日本で共同開発されたアウトドアブランド ・一般財団法人ニッセンケン品質評価センターにて防水性能の試験を実施し防水性能を証明 ・リーズナブルな価格帯で高い品質を誇る |
ワークマン
メーカー | ワークマン |
商品名 | アクティブハイク |
価格 | ¥1,900 |
カラー | リアルツリー ブラック |
重さ | 公式サイトに表記なし |
商品の特徴 | ・耐久撥水が施されている ・クッション性の高い厚底ソール ・異物の侵入を防ぐガゼットタン設計 |
おすすめポイント | ・なんと言ってもスーパープライス ・アウトドアギアに幅広く精通したアンバサダーと共同開発した商品 |
まとめ
今回は登山未経験・初心者におすすめカテゴリーの登山靴を紹介しました。
- 1万円台の登山靴でも十分役割を果たす
- 見た目で選んではダメ
- 初心者の夏山登山にはローorミドルカットが向いている
そこから6つの登山靴を紹介しました。
ここで紹介した以外にも様々なブランドからお値打ちな価格帯のものが販売されていますので、安心して登山に挑める一足を見つけてくださいね!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
- てくてくの人登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。