登山ではヘッドライトを必需品!ヘッドライトの必要性とは
日帰り登山にヘッドライトは必要ないと考えている人は多いが、予期せぬトラブルで下山が遅くなり真っ暗で歩けなくなることもあります。そういった状況下でも対応できるように、登山にはヘッドライトは必ず持って行くようにしたい。 山の中では日が落ちてくると足元が見えないほど暗闇に包まれていきます。 特に、樹林帯歩きのような周りが山や木に囲まれた状況だと、まだ日が落ちていなくても暗くて歩きにくいです。そんな時にヘッドライトがないと、道標・分岐を見落としてしまい、道迷い・滑落などの危険性が増します。 最悪のケースを想定して準備しておくことがなによりです。 また、他にも、早朝登山や小屋泊・テント泊登山での暗闇の中での作業でも使えるので、何かと便利ばアイテムになります。ヘッドライトの選び方!性能・機能も解説
まず、性能・機能や使用する電源タイプや操作の分かりやすさなど、ヘッドライトを選ぶ時に見るべきポイントについて、解説していきます。 最初は、150ルーメン前後の明るさで、軽くてフィット感があるものから選ぶと良いです。性能・機能をチェック!初めてなら150ルーメン前後のものを
明るさ(ルーメン数)
光束や光量とも言います。単位の「ルーメン」とは光源そのものが発する明るさの総量のことを指します。数値が高いほど明るいが、必ずしも明るい=照射距離が長いというわけではありません。 初めて購入するなら、150ルーメン前後で充分です。照射時間
電池寿命とも言います。当然のことながら、明るいほどエネルギーを消費するので、照射時間は短くなります。使用するモードごとに細かく照射時間を公開している商品もあるが、「最大照射時間」のみ表示しているものが多く、点滅モードなどの省電力モードを基準にしていることもあるので、注意が必要。照射距離
多くの場合「最大照射距離」、つまり最も強い照射の状態で照らすことができる距離を表示する。照射方式
- ハイビーム: 強力な光を発するLEDで、遠くまで照らすことができる。ご来光登山など、暗いなかを歩くようなシーンで使う。長時間使い続けていると電池の消耗は早い。
- ワイドビーム: 日が暮れてからのテントや山小屋での生活、さらに早朝・夕方の歩行には、ソフトで広範囲を照らすモードを使用。ハイビームに比べると消費電力は少ない。
- 赤色LED まぶしくない赤色の光は、ほかの登山者が寝静まった山小屋やテント内で使うのに有効。天体観測や夜間撮影など、暗いなかで星空を楽しむような場面でも
- 点滅モード ビバーク時、暗い中で自分の居所を知らせるために使う。ほかのモードより電力の消費が少なく、長時間の使用が可能。点滅の頻度は商品により異なる
なるべく軽いものを
ヘッドライトを使用時は、常に頭に装着しながら歩行するので、なるべく軽いものを選びましょう。装着した時にその存在が気にならない重さのものがいいです。 ただ、冬山やロッククライミングなど特殊な環境下で使用される場合は、ルーメン数が高く高性能な重量のあるライトを選ぶ必要があります。 購入する前に、実際に店舗で装着することをおすすめします。ベルトの太さ・タイプ
ヘッドライトのゴムベルトが、ある程度の太さがあるものを選びましょう。 ベルトが太く頭にフィットするものは、足場の悪い箇所で頻繁に頭を動かす状況でも、ズレ落ちる心配がありません。購入する前に、実際に店舗で装着して、頭を動かしてフィット感を試してみるといいでしょう。使用する電源タイプ(電池式・バッテリー式)
専用の充電式バッテリーを使うモデルも増えているが、アルカリ単4電池が主流だ。トレランなどで使う強光量のモデルは単3電池のものも。予備電池を持参することを考えると、ビーコンやラジオなどと同じ電池を使える汎用性も考慮に入れたい。操作のしやすさ・わかりやすさ
押す回数や長押しにするかでモードの切り替えをするタイプが多い。どう押せばどのモードになるのかを覚えておく必要がある。押しやすいボタンはパックの中で誤って点灯してしまうことも多いので、誤作動防止モードなどがあるものが理想 ヘッドライトの選ぶ時に見るべきポイントを簡単に説明しましたが、以下の記事にも詳しくまとめてあります。購入を検討されている方は、参考にしてみてください。一般登山向きのヘッドライト!日帰り〜小屋泊登山におすすめ
マイルストーン / MS-B1+
¥6,800(税抜)
最大ルーメン数 | 250lm |
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バッテリー | リチウムイオン電池 |
重量 | 74g |
電池の準備不要。エコなUSB充電式
USBで繰り返し充電できるタイプ。バッテリーは内蔵型で、いちいち取り外さなくても済み、紛失の心配がない。明るさがほしいときには、瞬時に最大値が出せる便利機能付きレッドレンザー / SEO 7R
¥12,000(税抜)
最大ルーメン数 | 220lm |
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バッテリー | 単4×3本 |
重量 | 約93g |
周囲の明るさを感知し、自動調光する
充電池でもアルカリ電池でも使えるハイブリッド型。ライト専業メーカーならではの高クオリティーで、光のクリアさは随一。ヘッドバンドはフック付きで吊り下げることができるブラックダイヤモンド / アストロ
¥2,200(税抜)
最大ルーメン数 | 150lm |
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バッテリー | 単4×3本 |
重量 | 80g |
操作が単一なエントリー向きモデル
ボタンプッシュのみのシンプルな操作で、初心者でも扱いやすい。手ごろな価格だが、光の増減やストロボ、誤作動防止など、機能は申し分ない。ヘッドバンドの調整も行いやすいジェントス / VA-01D
¥2,480(税抜)
最大ルーメン数 | 200lm |
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バッテリー | 単4×2本 |
重量 | 80g |
楕円形照射で、広範囲を明るく
スイッチの長押しで点灯中は10秒間最大の明るさに、消灯後はロックできる仕様。ヘッド部は触り心地のいいマットな質感で、ライト2段階調光と暖色LEDが使い分けられるモンベル / コンパクトヘッドライト
¥2,200(税抜)
最大ルーメン数 | 45lm |
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バッテリー | 単3×1本 |
重量 | 69g |
エネループなどの充電池にも対応
単3電池1本で使用できる軽量タイプ。コンパクトなボディながら、明るい白色LEDと目にやさしい電球色LEDを搭載。電池交換時にフタを紛失しない作りもうれしいポイント。ペツル / ジプカ
¥4,200(税抜)
最大ルーメン数 | 200lm |
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バッテリー | 単4×3本 |
重量 | 66g |
暗闇で探しやすい蓄光リフレクターを搭載
巻き取り式のワイヤーで、手首などさまざまな箇所への装備を可能にしたモデル。本体裏側にクッション材を配し、額への当たりがやさしい。別売りで専用充電池への交換も可能より明るく高機能なヘッドライト!どんな状況下でも視界をキープ
ユーコ / ベイパー +
¥5,800(税抜)
最大ルーメン数 | 300lm |
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バッテリー | リチウムイオン電池 / 単4×3本 |
重量 | 104g |
見た目は小型でも、明るさはハイパワー
充電式電池にも対応し、両方を備えておけば電池切れの心配無用。ヘッドバンドは、通気性の高いメッシュ素材。長時間の着用でも蒸れにくい。明るいのに軽い点も魅力的ブラックダイヤモンド / ストーム
¥5,500(税抜)
最大ルーメン数 | 350lm |
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バッテリー | 単4×4本 |
重量 | 110g |
ハイパワーのT型ガス使用で3,600kcal/
直前の光量を記憶し、電池の消耗を軽減。また、スイッチを押した直後は照度50%で点灯し、目にやさしい設定になっている。低温時の性能低下を防ぐ電池パックの構造も秀逸レッドレンザー / MH10
¥12,000(税抜)
最大ルーメン数 | 600lm/td> |
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バッテリー | 専用充電池 |
重量 | 158g |
どんな状況でも視界をキープ
夜間や濃霧時でも視界を確保しやすい。赤と緑のカラーフィルターを搭載。ヘッドを回せば、すばやくフォーカスを合わせられる。電池パックは後頭部にフィットするカーブ形状さらに充電式のおすすめのヘッドライトも紹介します
モンベル / リチャージャブル パワーヘッドライト
¥4,400(税抜)
最大ルーメン数 | 200lm |
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バッテリー | リチウムイオン電池 |
重量 | 80g |
パワー残量がわかるインジケーター付き
不意な点灯によるバッテリーの消耗を防ぐため、最初のワンプッシュでは点灯しないシステム。電池の購入や廃墟の手間がないUSB充電式は、使用頻度の高いユーザーへの配慮ユーコ / エア
¥4,000(税抜)
最大ルーメン数 | 150lm |
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バッテリー | リチウムイオン電池 |
重量 | 45g |
装着時は、まるでエアー
肌あたりのいいネオプレーン製のヘッドバンドを採用。45gほどの超軽量ながら150ルーメンの明るさが手に入る。ライトの円形ダイヤルを回すことで照度を変えることができるマイルストーン / MS-B6
¥4,500(税抜)
最大ルーメン数 | 220lm |
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バッテリー | 単4×3本 |
重量 | 97g |
濃霧時でもクリアな視界を保つ電球色
手元を照らすときは視認性の高い白色、遠くを照らすと柔らかい電球色でワイドに照射。明るさを手軽で切り替える必要がない。ファッショナブルなベルトデザインも特長的だ。- てくてくの人登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。