ダイエットをきっかけに登山を始めたけど、思うように痩せないという人はいませんか?
私は、5㎏痩せたくて登山を始めて半年経過しましたが全く痩せません…。
登山は、全身の筋肉を使うし、有酸素運動なのですぐに体重が落ちそうな気がしますよね?
なのに、思うように痩せない…。
しかしこれには理由があるんです‼
そこで今回は、登山で効果的にダイエットする方法をお教えします。
では、さっそくどうぞ‼
登山で痩せないって本当?
結論から言うと、登山で痩せることはできます。
しかし、登山での食事管理が重要で、これができないために「登山は痩せない」と言われるのです。
痩せると思って頑張って来たので、はっきり言われるとショックです…。
登山では痩せない理由は以下の通りです。
- 消費する分だけカロリーを摂取してしまう
- 暴飲暴食をしてしまう
- すぐに結果を求めてしまう
です。
では、これから一つづ説明していきますね。
また、登山で消費カロリーの計算式などが記載された記事がありますので、こちらを読んで本編を見るととてもわかりやすいです。
消費する分だけカロリーを摂取してしまう
冒頭でもお伝えしたのですが、登山は全身の筋肉を使う有酸素運動です。
例えば消費エネルギーを計算してみると…
【荷物約0~4.1㎏で3時間ほどハイキングした場合】
・6.5メッツ(運動強度)×3h(時間)×60㎏(体重)=約1170kcal(カロリー)
となります。
1日何もしなくても消費されるエネルギーが、一般女性で約1200kcalと言われています。
これだけ見ると、短時間でかなりのエネルギーを消費しているので痩せるのではないかと思いますよね?
しかし、登山中に行動食を摂取したり、登頂後・下山後の食事で消費した以上のカロリーを摂取してしまいます。
チェックポイント
行動食とは、登山中に消費してしまうエネルギーを補うためにチョコレート・ナッツなど、高カロリーで手軽に摂取できる食べ物のことです。
特に下山後は、空腹状態と無事に下山できたという安心感から、「美味しいものをガッツリ食べたい!」とラーメン・揚げ物・ビールなどを求めていませんか?
耳の痛い話ですが、その通りです…。
暴飲暴食をしてしまう
次に痩せない原因として、下山後での暴飲暴食です。
それが太りやすい原因につながってしまう可能性があります。
計測器の大手メーカータニタによると…
空腹状態からいきなりお菓子やパン、ご飯など糖質主体の食べ物をたくさん食べてしまうと、血糖値は一気に上昇し、インスリンが必要以上に分泌されてしまいます。
これが、糖分を脂肪として蓄積することに拍車をかけてしまいます。
引用:太りにくい食べ方のコツ|健康の作り方|タニタ
下山後の疲労感と空腹を回復しようとガッツリ食てしまうと、脂肪として蓄積されたり内臓に負担をかけてしまうことになるので要注意です。
食べ方によっては、足がむくんだままでダルさが次の日まで残ってしまうことも…。
下山後、トンカツやラーメンなどのガッツリ系は避けながら、糖質を摂取するようにしましょう。
すぐに結果を求めてしまう
そして、最後は「すぐに結果を求めてしまう」ということです。
登山で2㎏~3㎏落ちたけど、数日間で体重が戻ってしまうと言うことを聞いたことありませんか?
いつもの生活に戻れば体重も戻ってしまうことも十分考えられます。
登山で痩せようと思うなら、長期的に継続していくことが必要になってきます。
良くあるダイエットと言えば、数カ月間食事制限して、目標体重に達成したら我慢していた食べたいものを食べる。
しかし、これはかなり危険なダイエットで、リバウンドまっしぐらなんです。
ダイエットは目標体重を達成した後が勝負で、理想の体重を維持するためには食生活に十分気を付けなけれななりません。
「体重」=「痩せた」は、数字で分かりやすいですよね。
しかし登山で痩せるのであれば、筋肉量や基礎代謝が上がり痩せやすい体質を作っていくことが重要です。
動画の男性は元々103㎏だった体重が、登山を約2年登り続けて23㎏痩せたと言う人です。
動画も4分程度で、とても見やすいので良かったら参考にしてください。
効果的にダイエットする方法とは?
下山後の食事が大事と言うのは何となく分かったと思うのですが、ではどうすれば登山で効果的にダイエットできるのでしょうか?
それは以下の通りです。
- カロリーオーバーしないようにする
- 利尿作用がある飲み物は控える
- 登山前日も気を付ける
です。
では、これから説明していきますね。
カロリーオーバーしないようにする
効果的にダイエットする上で一番大事なことは、摂取カロリーが消費エネルギーをオーバーしないことです。
しかし、これはみんな頭の中では分かっていると思うんですよね…。
長時間かけて登山したのに、ビール飲んでラーメン食べたりカツカレー食べたら意味ないじゃないと。
分かってはいるんですが、山頂で食べるご飯はいつもの5倍美味しく感じるし、下山後の食事が楽しみなんです…。
そんな場合は、食べたカロリーや1日の消費カロリーが分かるアプリがあるので、そちらがおすすめです。
簡単ダイエット記録!おでかけマイメロディ
毎日の歩数や、消費カロリーを自動計測してくれる無料ダイエットアプリです。
価格 | 無料(課金あり) |
特徴 | ・体脂肪、体重を管理できる ・必要な歩数を算出してくれる |
発売日 | 2015年7月 |
対応デバイス | iPhone、iPad |
こんな人におすすめ | ・可愛いアプリが欲しい ・日常でも使えるアプリが欲しい |
あすけん
食事の写真や、バーコードを撮るだけで食事の記録ができる食事管理アプリです。
価格 | 無料(課金あり) |
特徴 | 消費カロリー、摂取カロリー両方計算できる |
対応デバイス | iPhone、AppleWatch、Android |
こんな人におすすめ | バランス良い食事が知りたい |
FiNC
食事の管理はもちろん、毎日の睡眠時間をAIが予想して管理をしてくれるダイエットアプリです。
価格 | 無料(課金あり) |
特徴 | ・AIによるパーソナル指導をしてくれる ・睡眠を管理してくれる |
対応デバイス | iPhone、Android |
こんな人におすすめ | 睡眠の質を改善したい |
利尿作用がある飲み物は控える
登山中は利尿作用があるカフェインが含んだ飲み物は、なるべく控えましょう。
- コーヒー
- 紅茶
- エナジードリンク
- 緑茶などのお茶
などにカフェインが含まれており、飲み過ぎるとむくみやすくなり下半身太りの原因になってしまいます。
簡単に説明すると、食塩などに含まれている「ナトリウム」がむくみの原因になるのですが、バナナなどに含まれている「カリウム」がナトリウムを体外に排出してくれる役割があります。
しかし、カフェインはカリウムを排出するので、ナトリウムが体内に残り足がむくんでしまうのです。
これが、蓄積されるとセルライトになることも…。
但し、登山中は我慢して下山後にカフェインを摂取する・1本だけにする、カリウムを多く含むナッツ類を持参するなど工夫すれば、問題はありません。
睡眠をしっかり取る
登山で効果的にダイエットする場合は、登山前日の食事・睡眠にも十分注意する必要があります。
「山の天気変わりやすい」とはよく言ったもので、山は午後から天気が崩れることが多いです。
そのため、午前中に登頂して、お昼過ぎ頃に下山するので登山出発時間は早朝ということが良くあります。
睡眠をしっかり取ることで、食欲を抑えることができたり、代謝が上がったりと良いことだらけです。
登山は美容にも効果あり
これまでは、登山で痩せるための方法をご紹介してきました。
しかし、それだけでなく登山は美容にも効果があるのです。
登山をすることで、基礎代謝が上がるので血行がよくなり、肌ツヤが良くなったります。
また、汗には「尿素」「乳酸」などの保湿成分が入っているので汗をかくことで自然と保湿され、肌の乾燥を防いでくれます。
美肌効果は嬉しいですね。
紫外線対策はしっかりと行う
登山は様々な美容効果をもたらしてくれますが、同時に紫外線も降り注いでいます。
標高が高くなればなるほど紫外線量も増えてくるので、対策をしっかり行わなければなりません。
- 日焼け止めクリーム、スプレー
- 防止
- サングラス
- フェイスカバー
などが、紫外線対策として効果があります。
特に忘れがちな首にも日焼け止めクリームや首をしっかり覆うフェイスカバーを着用することをおすすめします。
また、髪の毛も紫外線でパサパサに痛むので、出発前に日焼け止めのスプレーを髪にふりましょう。
登山以外の普段の生活でも日焼け止めを塗る習慣にしておいた方が良いです。
日焼け止め対策や紫外線の種類など詳しく記載されているので気になる人はこちらをご覧ください。
まとめ
今回は、登山でなぜ痩せないのか?をご紹介しました。
まとめるとこんな感じです。
- 消費する分だけカロリーを摂取してしまう
- 暴飲暴食をしてしまう
- すぐに結果を求めてしまう
です。
下山後の食事のカロリーオーバーを気を付ければ、登山で痩せることはできます。
そして、登山で落ちたからと油断して日々の生活でいつものように食べてしまうと落ちた体重は、あっという間に元に戻ってしまいます。
今回の記事で、普段の食生活を見直すきっかけにしていただければと思います。
- てくてくの人登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。