【ゴアテックス登山靴】の選び方|おすすめのトレッキングシューズ5選を紹介

【ゴアテックス登山靴】の選び方|おすすめのトレッキングシューズ5選を紹介

登山靴を選ぶ際の入門で、ゴアテックスおすすめと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

アウトドアショップでも、ゴアテックスのマークをよく見かけますよね。

けど、たくさんのブランドやアイテムの中で、どのゴアテックスを選べば良いのか迷います。

じゃあ、おすすめの選び方とおすすめの登山靴5選も紹介していきますね。

必要な選び方のポイントや効果が分かれば、選択の幅も絞られるので、迷うことが少なくなります。登山を最大級に楽しみましょう。

ぜひ、参考にしてくださいね。

おすすめのゴアテックスの登山靴選び方は『シーン別』で『種類』を決める

カットの違う靴が2足並んでいるイメージ画像

ゴアテックス素材のトレッキングシューズの選び方は、使う場所でカット(履き口)の種類を決めることをおすすめします。

使用する場所に適したカットを選ぶことは、自分の足を守ることにも繋がってきますよ。

ゴアテックスとはどんな機能に優れているんでしょうか?

ゴアテックスとは?

ゴアテックス(GORE-TEX)は、アメリカの会社【WLゴア&アソシエイツ社】が製造し、販売している『防水透湿性』素材の商標名です。

よく見かけるゴアテックスのロゴは、Gore社が厳しいテストを繰り返し、それをクリアしたものだけに使用許可が出されています。

ゴアテックスの優れた機能は以下の3つになります。

ゴアテックスの機能

  • 防水性
  • 透湿性
  • 防風性

みなさんがご存知の『防水透湿性』の他にも『防風機能』も優れているんです。

ゴアテックスは主にアウターや靴などに採用されていることが多く、急な天候の変化で雨が降りやすい山に備えるには最適な素材ですね。

また、透湿性にも優れており蒸れにくく、登山以外にもスポーツやタウンユースなど幅広いシーンで活用できます。

トレッキングシューズの選び方は?どんなことに気をつけるべきですか?

『シーン別』『種類』の選び方

トレッキングシューズの選び方で重要なのが、使用場所に適した種類を見つけることです。

安全面でも大切な事なので、チェックして選んでくださいね。ブランドだけで選ぶのはできるだけやめておきましょう。

『シーン別』『種類』とは?

・『シーン別』:使用する場所
・『種類』:カット(履き口)

具体的に説明していきますので、参考にしてください。

『シーン』フェス・タウンユースなら『種類』ローカット

ローカットタイプの特徴は、履き口が「足首までない」ことです。柔らかい素材で足首の可動域が広いので舗装された場所や普段使いに向いています。

スニーカーとの違いは、グリップ効果です。舗装された初心者向けの登山でも岩山を登ったり、歩くことがあります。

その岩山の凹凸をとらえるのがグリップ力です。低山などにも向いていますよ。

『シーン』ハイキングや日帰り登山なら『種類』ミドルカット

ミドルカットタイプの特徴は、履き口が足首まであり、「しっかりと足首を固定してくれる」ことです。

じつは、登山する時よりも下山する時に滑ったり足首の捻挫に繋がりやすいのです。

足首のサポートにしっかりと対応している靴を選べば、安心して楽しむことができますね。

軽いハイキングだからと、サンダルや普段履いているスニーカーはやめておきましょう。

どのカットを選べばいいのか迷ってしまう時は、安定感のあるミドルカットを選べば間違いありません。

『シーン』本格的な登山・不安定な山道なら『種類』ハイカット

ハイカットタイプの特徴はミドルカットと大きく変わりはありません。ミドルカットより少し長め程度になります。

しかし、その長さは本格的な登山に向いています。登山上級者向けのカットですので、初心者の人は選ぶ機会は少ないでしょう。

▼mont-bellがゴアテックスの魅力やケア方法について説明している登山者向けのサービス動画をご紹介します。

登山靴を選ぶ時は、フィット感が大切ですので、購入の際は必ず試着して合わせましょう。

登山靴は、登山用の靴下を履いてから試着してくださいね。登山用の靴下は厚手ですので普段より大きめのサイズになります。

購入した後に合っていないと、がっくりしますし、無理に履くと脚を痛めてしまいます。自分にぴったりあった靴をしっかりと確認したいですね。

さらに詳しく登山靴の選び方はこちらでも紹介をしています!

【登山靴カット別】おすすめのゴアテックス

違う種類の登山靴を履いているイメージ画像

それでは、ゴアテックス素材を採用している人気の高い商品をカット別で紹介していきます。

  • ローカットのおすすめ2つ
  • ミドルカットのおすすめ2つ
  • ハイカットのおすすめ1つ

ゴアテックスの人気トレッキングシューズを5選ご紹介。さっそく見ていきましょう。

▼シューズ一覧

タイトル

mont-bell Tuolomyの画像
メーカーMERRELL(メレル)mont-bell(モンベル)Caravan(キャラバン)THE NORTH FACE(ザノースフェイス)mont-bell(モンベル)
商品名モアブ3スムースゴアテックスラップランドストライダーC1_02Sスクランブラー ミッド GORE-TEX インビジブル フィットツオロミーブーツ
カラーBURNISH バーニッシュ/OLIVE オリーブダークグリーン(KHGN)レッド/ブラウン/ネイビー/ブラックシルバーケルプタン×ケルプタン/TNFブラック×TNFブラックカーキ(OVGN)/グレー(GY)/ネイビー(NV)
サイズ25.0~30.0cm24.5、30.0、31.0cm22.5〜30cm
※レッドのみ/22.5-26.0㎝
25〜28.5cm24.0、24.5、28.5、30.0、31.0cm
重さ約460g (27.0cm/片足)356g(25.5cm・片足)約590g(26.0㎝片足標準)約413g (27.0㎝片足)595g(25.5cm・片足)
主な材質ゴアテックス素材ゴアテックス素材ゴアテックス素材ゴアテックス素材ゴアテックス素材
形状ローカットローカットミドルカットミドルカットハイカット
初心者おススメ度★★★★★★★★★★★★★★★★★
その他詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

【ローカット】でおすすめ

ローカットのおすすめシューズ2選は下記の通りです。

  • MERRELL 『モアブ3スムースゴアテック』
  • mont-bell 『ラップランドストライダー』

MERRELL 『モアブ3スムースゴアテックス』

メーカーMERRELL(メレル)
商品名モアブ3スムースゴアテックス
カラーBURNISH バーニッシュ/OLIVE オリーブ
サイズ25.0~30.0cm
重さ約460g (27.0cm/片足)
商品の特徴・透湿性・防水性に優れたゴアテックスメンブレン採用
・前モデルに比べて、通気性向上と軽量化
・各所に100%リサイクル素材を採用
・土や小石、水の侵入を防御
・つま先への衝撃を保護
・軽量EVAフォーム採用により弾発性を向上させたクッション性・安定性を搭載
・取り外し可能なインソール
・メレルエアークッションで歩行時における踵部の衝撃を吸収し、疲労軽減に期待ができる
・アーチ(土踏まず部)をサポートし、長時間の歩行でも疲労軽減に期待ができる
・世界有数のイタリアのソールメーカー「ヴィブラム」を採用
おすすめポイント・ハイキングやマルチアウトドアシーン、タウンユースなど普段履きでも大活躍すること間違いなし
・人気モアブシリーズの2022年発売の最新モデル
・おしゃれなデザインで見た目も楽しみたい人におすすめ
参考:MERRELL公式サイト

▼クチコミ

MERRELL(メレル)は、【カメレオン 8 ストーム ゴアテックス】も人気商品ですね。

mont-bell 『ラップランドストライダー』

モンベルラップランドストライダーの画像

出典:mont-bell公式サイト

メーカーmont-bell(モンベル)
商品名ラップランドストライダー
カラーダークグリーン(KHGN)
サイズ24.5、30.0、31.0cm
重さ356g(25.5cm・片足)
商品の特徴・日本人の足の形をベースとしてデザイン
・高機能ソール「トレール グリッパー」を採用で抜群のグリップ力を発揮
・アッパーには世界最高レベルの防水透湿性を誇るゴアテックス採用
・モンベル公式サイトのみ販売
おすすめポイント・低山ハイキングやキャンプなど遊びのシーンにも最適な全天候型シューズです。
・紹介するシューズの中で重量が1番軽い
参考:mont-bell公式サイト

▼クチコミ

▼他にも【ローカット】でおすすめを知りたい人におすすめの記事を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

【ミドルカット(ミッドカット)】でおすすめ

続いて、ミドルカット(ミッドカットとも言います)のおすすめ2選を紹介します。

  • caravan 『c1_02s』
  • THE NORTH FACE(ザノースフェイス)『スクランブラー ミッド GORE-TEX インビジブル フィット』

ミドルカットは登山初心者さんの始めての一足にもおすすめです。ゆったりバランスもいいです。

caravan 『c1_02s』

メーカーCaravan(キャラバン)
商品名C1_02S
カラーレッド/ブラウン/ネイビー/ブラックシルバー
サイズ22.5〜30cm
※レッドのみ/22.5-26.0㎝
重さ約590g(26.0㎝片足標準)
商品の特徴・足首を優しくホールド
・指先まわりのゆとり
・アキレス腱部分は足首が動きやすいよう浅めにカット
・初めて登山靴に足を入れる初心者でも違和感なく履ける設計
・つま先部分にはTPU樹脂カップを採用し、指先をしっかりと保護
・悪路でもグリップ力を発揮するキャラバントレックソール
・着地時の衝撃を吸収するインソールクッションシステム
・GORE-TEX®採用
おすすめポイント・日本のメーカーで登山愛好者が使いやすいように設計されている
・キャラバンシューズの代表的なモデルで安定しており疲れにくい
・低山はもちろん、 富士登山、尾瀬や屋久島でのトレッキングにも最適
・カラーバリエーションが豊富
口コミ・手頃な価格にしては十分すぎる質感と履き心地!
・期待どうりの製品です。耐久性は若干短いと思います。
参考:楽天レビュー
参考:caravan公式サイト

さすが、キャラバンの代表モデルですね。クチコミ数も多いのが印象的でした。人気の登山靴ランキングトップにも入っていますね。

THE NORTH FACE(ザノースフェイス)『スクランブラー ミッド GORE-TEX インビジブル フィット』

メーカーTHE NORTH FACE(ザノースフェイス)
商品名スクランブラー ミッド GORE-TEX インビジブル フィット
カラーケルプタン×ケルプタン
TNFブラック×TNFブラック
サイズ25〜28.5cm
重さ約413g (27.0㎝片足)
商品の特徴・アッパーには、防水透湿性に優れるメンブレンGORE-TEX Invisible Fitを採用
・ミッドソールには、足に馴染みやすく、 適度な衝撃吸収性をもつ圧縮成型EVAを採用
・アウトソールはアンフィグリップラバーで構成し、長時間の歩きでも快適さを維持。ドライとウェットの異なる環境でも安定したグリップ力を発揮
おすすめポイント・ライトトレッキングからライフスタイルまでマルチに活用できる、機能的なトレッキングシューズです。
口コミ・デザインも履き心地も良い感じです!ただ、自分の足にはやや大きめでした。
参考:ザ・ノース・フェイス公式サイト

▼他にもミドルカットのトレッキングシューズが気になる人におすすめの記事があります。こちらも参考にしてください。

【ハイカット】でおすすめ

最後はハイカットのおすすめ1選です。ここでは、1つのみの紹介ですが、後でハイカットおすすめの記事を紹介しますね。

mont-bellツオロミーブーツ

mont-bell Tuolomyの画像

出典:mont-bell公式サイト

メーカーmont-bell(モンベル)
商品名ツオロミーブーツ
カラーカーキ(OVGN)、グレー(GY)、ネイビー(NV)
サイズ24.0、24.5、28.5、30.0、31.0cm
重さ595g(25.5cm・片足)
商品の特徴・高機能ソール「トレール グリッパー」を採用で抜群のグリップ力を発揮
・アッパーには世界最高レベルの防水透湿性を誇るゴアテックス採用
・ゴアテックスファブリクスの透湿性を最大限に生かすメッシュを使用
・モンベル公式サイトのみ販売
おすすめポイント・夏場の長期縦走やトレッキングなどに最適なハイカットの全天候型ブーツです。
・靴紐をひくだけの少ない力で足首が固定されるのが楽で使える機能です。
参考:mont-bell公式サイト ※金額はR4.8月時点のもの

▼クチコミ

ハイカットはしっかりと足首をホールドしてくれるので、安心して岩場などの中級登山にも向かえます。

本格的な登山では、スポルティバの【トランゴ テック レザー GTX®】も人気ですね。

▼おすすめのハイカットのトレッキングシューズに関連する記事です。参考になれば幸いです。

時期によっては、広告掲載されていることもあるので、チェックしておいてくださいね。

ゴアテックスとアウトドライの違いは?

種類の違う登山靴のイメージ画像

アウトドアショップに行くと、ゴアテックスの他にもブランドによって、独自機能やマークなどを見かけますよね。

その中でも【アウトドライ】は【ゴアテックス】と機能がほぼ変わりがなく、迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。

まず、【アウトドライとは?】を見てみましょう。

アウトドライとは?

アウトドライ(OutDry)とは、『防水透湿性技術』のことで、イタリアにあるNextec社が開発しました。

ゴアテックスと同じ『防水透湿性機能』を謳っていますが、どんな違いがあるのか比較してみました。

ゴアテックスとアウトドライの比較

会社名アメリカのWLゴア&アソシエイツ社イタリアのNextec社
構造・性能・DWR加工(耐久はっ水加工)あり
・表地と裏地との間に「防水透湿機能を持つ膜」(メンブレン)をはさみ込む「3層構造」
・DWR加工(耐久はっ水加工)なし
・防水透湿性のあるメンブレンは、吸湿素材の外側に直接ラミネートする「2層構造」
防水性
透湿性
耐久性
実績・信頼性

ゴアテックスとアウトドライの違いを簡単にまとめると、『DWR加工(耐久はっ水加工)の有無』『実績・信頼性』に差があるという結果になりました。

ゴアテックスやその他の「防水透湿機能」はDWR加工がされています。

他のブランドでは、KEEN(キーン)の独自機能【KEEN.DRY】も防水透湿機能です。

このDWR加工が劣化すると濡れたような感覚や透湿が低下して、履いている間に蒸れることもあるようです。

アウトドライは、DWR加工の層がありません。実際、長期間使っても劣化や汚れが原因で表地に水分を含みまず、蒸れにくいとの情報がありました。

さすがに実績や信頼性はゴアテックスが優位ですね。機能性はアウトドライの方が良いとの意見も!

ゴアテックスは複数の有名ブランドで採用されており、アウトドライは代表的なブランドでは、コロンビアの商品で展開されています。

まとめ

今回は、ゴアテックス素材の登山靴『おすすめの選び方』と『カット別5選』を紹介しました。

▼おすすめの選び方

  • シーン別(使用する場所)
  • 種類(カット)

ゴアテックスといっても、種類はたくさんあります。使用する場所に適したカットを選んでおけば、後はお好きなデザインをチョイスするだけですね。

みなさんの登山靴購入の参考になりましたら、幸いです。最後までお付き合いありがとうございました。

番外編(お手入れ)

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てくてくの人
登山・ハイキングが大好きです。約8年間、月1〜2回のペースで、夏も冬も山に遊びに行っています。そんな自然の中で経験した登山を楽しんだり、ちょっと知ってよかったと思える情報をゆるりとお届けしています。